ビール大麦「スカイゴールデン」の高品質安定栽培法
ビール大麦「スカイゴールデン」の高品質安定栽培法
レコードナンバー | 712532 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20010304 | NACSIS書誌ID | AN00173902 |
著者名 | 山口 恵美子 粂川 晃伸 谷口 義則 ほか4名 | ||
書誌名 | 栃木県農業試験場研究報告 | ||
別誌名 | Bulletin of the Tochigi Prefectural Agricultural Experiment Station Bulletin of the Tochigi Agricultural Experiment Station | ||
発行元 | 栃木県農業試験場 | ||
巻号,ページ | 53号, p.35-41(2005-02) | ISSN | 03889270 |
全文表示 | PDFファイル (593KB) | ||
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抄録 | ビール大麦「スカイゴールデン」の生育特性を明らかにし、品種本来の特性を発揮しうる播種量、施肥量および条間について検討した。3ヵ年にわたり異なる水準の窒素施肥量および播種量を設けて試験した結果、スカイゴールデンはミカモゴールデンに比べ整粒重は同程度であったが、整粒歩合は高かった。また、子実粗蛋白質含量については、スカイゴールデンはあまぎ二条に比べ明らかに高く、ミカモゴールデンと同水準であり、施肥に対する挙動も同様であった。スカイゴールデンの子実粗蛋白質含量に対する影響は、窒素施肥量・播種量ともに大きく、少肥(6.5kg/10a)・多播(238粒/m2)ほど低くなる傾向が見られた。しかし、少肥では穂数の減少が著しく、整粒重が低下した。また、多播では一穂粒数、千粒重および整粒歩合が低下し、スカイゴールデンの特長が発揮できなかった。以上から、スカイゴールデンの子実粗蛋白質含量を低く抑え、整粒歩合を高く保ち収量を確保するには、施肥量8kg/10a、播種量192粒/m2程度が望ましいと判断された。ただし、試験圃場の地力が低かったため、一般栽培での適正施肥量はミカモゴールデンの栽培方法に準じる5.5-6.5kg/10aとすることが適当である。 | ||
索引語 | 施肥量;播種;栽培;子実;蛋白質;特性;水準;窒素;生育;品種 | ||
引用文献数 | 8 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |