日本列島の北部と中国の東北地方に生息するCypripedium属の遺伝子分析による比較研究

日本列島の北部と中国の東北地方に生息するCypripedium属の遺伝子分析による比較研究

レコードナンバー720046論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名城 真一郎
落合 正則
古田 和義
ほか1名
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ74巻・ 3号, p.234-241(2005-05)ISSN00137626
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抄録日本海を囲む日本列島の北部と中国の東北地方に生育しているCypripedium属植物について、遺伝子分析によって比較研究を行った。ホテイアツモリソウとレブンアツモリソウは日本列島で採取したもので、中国の東北地方で採取したC.macranhosの変種または品種と考えられている。葉緑体にあるribulose -1 、5-diphosphae decarboxylase/oxygenaseの大サブユニット(rbcL)のDNAを比較すると、3種はまったく区別できなかった。ところが、核DNA上にあるリボソームRNAのIS部分を比較すると、ホテイアツモリソウとレブンアツモリソウ・中国産C.macranhosとの間で、1塩基の置換が認められた。また以上3種のゲノムを鋳型にランダムプライマーOPA16を用いたRAPD電気泳動を行った結果、レブンアツモリソウにのみ430 bpのDNAフラグメントが認められた。中国の東北地方で採取したC.calceolusのrbcLとISの塩基配列はいずれも同じ地域で採集したC .macranhosと異なっていた。C.×venricosumはrbcLとISの遺伝子分析から、C .macranhosとC.calceolusの雑種であると確認された。これらのことよりrbcLとIS遺伝子の分析は、Cypripedium属の種や変種の分類に有用であることが示された。
索引語中国;東北地方;遺伝子;分析;属;DNA;種;研究;日本海;植物
引用文献数15
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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