発酵乳給与による乳用子牛育成技術の確立

発酵乳給与による乳用子牛育成技術の確立

レコードナンバー720377論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00019580NACSIS書誌IDAN00217021
著者名栗原 三枝
阿部 正彦
書誌名福島県畜産試験場研究報告
別誌名Bulletin of the Fukushima Animal Husbandry Experiment Station
発行元福島県畜産試験場
巻号,ページ13号, p.4-8(2005-08)ISSN03876888
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抄録分娩5日までの出荷できない余剰の初乳を自然発酵させ、発酵乳として乳用子牛に給与した。発酵乳は、30L容のポリ容器に入れ、1日1回の攪拌により調製し、夏期でも14日間の保存が可能であった。飼料摂取量は、従来の4kg哺乳に対し、発酵乳給与区では8kg哺乳により、離乳までの期間100%のTDN(可消化養分総量)充足率を確認できた。また、発育は、標準発育を上回った。健康状態は、気温の低い時期に発酵乳給与区で10日齢頃1頭に下痢の発症があったが、予後は良好で、その後の成育への影響はみられなかった。機能性成分については、発酵乳中から腸内で有効に作用する乳酸桿菌が検出された。哺乳回数は、1回哺乳でも成育に問題はなく、哺乳労力の軽減が図られた。発酵乳は給与に十分な量を確保でき、代用乳(脱脂粉乳)の給与量、及び離乳までの人工乳(哺乳期用配合飼料)の摂取量は、それぞれ、発酵乳区で13%、22%減らすことができた。このことから、発酵乳給与による飼養管理により、省力化・低コスト化が可能である。以上のことから、発酵乳給与により余剰の初乳が有効利用でき、標準発育を上回る省力育成管理が可能であった。
索引語発酵;哺乳;発育;子牛;育成;初乳;離乳;管理;技術;分娩
引用文献数8
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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