施肥法を異にするミャンマーの代表的水稲品種Manaw Thu Khaの生育と収量性の特徴

施肥法を異にするミャンマーの代表的水稲品種Manaw Thu Khaの生育と収量性の特徴

レコードナンバー720606論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名梅崎 輝尚
江原 宏
Han A.A.
ほか2名
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ74巻・ 3号, p.260-269(2005-09)ISSN00111848
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抄録ミャンマーの代表的な高収量イネ品種のひとつであるManaw hu Kha(MK)の生産現場での低収量性の原因解明のために施肥法に着目し、MKと日本品種のコシヒカリ(KH)と日本晴(NB)をミャンマーの一般的な施肥法(M区)と日本の施肥法(J区)とにより三重大学内実験水田で2001年から3年間栽培実験を行った。施肥試験区として、M区には基肥を与えず移植後30、60日目に2回尿素を窒素成分量で合計11.4-/10a追肥するM1区と2回目追肥時に同量の尿素と2.2-/10aのリン酸を与えたM2区、J区には複合肥料を窒素成分量で基肥6-/10aと追肥2回各2.5-/10aを施したJ1区、J1区の1/2量を施したJ2区の計4区を設けた。結果は次のとおりである。M区では尿素を追肥すると10日間でMK、KH、NBとも草丈は急伸長し、施肥に敏感に反応した。また、M区はJ区と比較して3品種ともに移植後の分げつの発生が遅れ、最高分げつ期までの所要日数が大きかった。最高分げつ数はMKではJ2区は低かったがM区とJ1区に差がみられなかったのに対して日本の2品種はJ区に比べてM区が有意に少なく、供試品種によって施肥法の違いが分げつの発生に大きく影響した。MKの主稈葉の葉色値は第13-14葉まではM区、J区ともKH、NBより有意に低く、葉色が薄かった。MKの第14葉のSPAD値はNBより追肥後7日目以降有意に低く推移した。そして、MKでは追肥後5週目以降急激に低下したが、NBは出穂終了後の追肥後6週目以降も追肥時と同程度の値を維持した。出穂状態はMKはM区、J区ともにKH、NBと比較して出穂期間が長く、出穂のピークが2回認められた。出穂期のMKの群落はNBの群落に比べて葉面積指数が大きく、吸光係数も大で、受光態勢が悪かった。MKは尿素だけを追肥したM1区では穂数が多い反面、1穂籾数の減少や登熟歩合の低下がみられた。しかしリン酸を同時に追肥したM2区はM1区よりも1穂籾数が多く、登熟歩合も高く、J1区と同程度の精籾重が得られた。
索引語施肥;品種;出穂;目;尿素;収量;日本;穂;性;窒素
引用文献数22
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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