水田土壌と米のストロンチウム同位体比の関係

水田土壌と米のストロンチウム同位体比の関係

レコードナンバー720650論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名川崎 晃
織田 久男
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ76巻・ 5号, p.579-585(2005-10)ISSN00290610
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抄録ストロンチウム同位体比(87Sr/86Sr)を指標にした米の産地判別手法を確立するため、土壌の87Sr/86Srを測定し、米の87Sr/86Srとの関係を調べ、以下の結果を得た。1)水田土壌11点の水溶性と交換性の87Sr/86Srは、それぞれ0.7066-0.7099と0.7065-0.7099の範囲にあり、両者の値は一致した。このことから、水溶性Srと交換性Srの起源は同一であると考えられた。全Srの87Sr/86Srは0.7058-0.7118の範囲にあり、水溶性および交換性の87Sr/86Srよりも概して高い値を示した。土壌の87Sr/86Srの地域別の違いをみると、米の場合と同様に、東日本側で低く、西日本側で高い傾向にあった。2)米の87Sr/86Srは、土壌の水溶性および交換性の87Sr/86Srと一致した。すなわち、米の87Sr/86Srは土壌の87Sr/86Srによって決まる特性値であり、土壌の87Sr/86Sr情報は、米の産地表示を確認する上で強力な検証データになると考えられた。3)マルチコレクタ型誘導結合プラズマ質量分析計による87Sr/86Sr測定において、時間分割測定(RA)モードの適用により、試料導入量が従来法の10分の1までに縮減でき、マトリックスの影響に起因する感度低下が抑止された。本法によるSr同位体標準試料(NIS SRM 987、0.2mgL(-1)溶液)の測定結果は、認証値とほぼ4桁の範囲で一致し、産地判別分析に必要な精度を有することが確認された。
索引語性;土壌;測定;産地;水田土壌;指標;地域;特性;情報;データ
引用文献数27
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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