水稲新品種「美郷錦」の育成

水稲新品種「美郷錦」の育成

レコードナンバー721175論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013986NACSIS書誌IDAN00345983
著者名眞崎 聡
加藤 武光
畠山 俊彦
松本 眞一
川本 朋彦
書誌名秋田県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Akita Agricultural Experiment Station
別誌名Bull. Akita Agri. Expt. Sta.
秋田農試研究報告
発行元秋田県農業試験場
巻号,ページ44号, p.49-72(2004-03)ISSN0568739X
全文表示PDFファイル (2144KB) 
抄録(1)「美郷錦」は秋田県の気象条件に適応し、「山田錦」並の酒造特性を持つ酒造好適米品種を目標に、秋田県農業試験場において「山田錦」を母、「美山錦」を父として人工交配した組み合わせの後代から選抜、育成された。(2)人工交配は1987年に行い、雑種第1代と第2代は1988年に温室内で世代促進栽培した。1989年雑種第3代では圃場栽培において熟期と脱粒性で穂選抜を行い、1990年に雑種第4代で個体選抜を実施し、以後系統育種法により選抜、育成を行った。(3)2001年に秋田県の奨励(認定)品種として採用された。また、1999年に種苗法に基づく品種登録を申請し、2002年に品種登録がなされた。(4)出穂期は「美山錦」よりやや遅いが、成熟期はやや早く、育成地では中生の中に属する。(5)稈長は「美山錦」より僅かに短い長稈で穂数はやや多く、草型は穂重型である。(6)芒は無でふ色、ふ先色は黄白である。(7)稈が弱くて倒伏は「美山錦」より多く倒伏抵抗性は弱である。いもち病真性抵抗性はPiiを持つと推定され、圃場抵抗性は葉いもち、穂いもちとも「実山錦」より弱いやや弱である。障害型耐冷性は中、穂発芽性は中である。(8)玄米の大小、粒形はともに「美山錦」並の大、やや円である。心白の発現は「美山錦」よりやや多く、外観品質はやや優る。心白型では、点状、線伏が多い。(9)収量性は「美山錦」に劣るが玄米の粗蛋白質は安定して低い。(10)栽培適応地帯は秋田県平坦部一円である。(11)栽培にあたっては、多肥栽培は避けるとともに、いもち病防除を適期に行う。
索引語栽培;育成;秋田県;品種;選抜;性;穂;雑種;稈;抵抗性
引用文献数4
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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