セイヨウナシ果実における液胞型H+ -ATPaseおよびH+ -pyrophosphataseの植物ホルモンによる発現促進

セイヨウナシ果実における液胞型H+ -ATPaseおよびH+ -pyrophosphataseの植物ホルモンによる発現促進

レコードナンバー721196論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名雨宮 剛
川合 康洋
山木 昭平
ほか1名
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ74巻・ 5号, p.353-360(2005-09)ISSN00137626
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抄録液胞膜のプロトンポンプである、液胞型プロトンAPaseおよびプロトンピロフォスファターゼ(V - APase and V-PPase)は液胞への糖蓄積に重要であり、その発現は植物ホルモンの変動と関わっていると考えられる。我々はセイヨウナシ果実を用いて植物ホルモンが液胞膜プロトンポンプの発現に及ぼす影響を調べた。アブシジン酸(ABA)、ジベレリン酸(GA)、インドール酢酸(IAA)または6-ベンジルアデニン(BA)によってV-APaseサブユニットタンパク質(Aサブユニット(65 kDa)、 Bサブユニット(55 kDa)およびcサブユニット(16 kDa))は著しく増加した。10μM ABAによりV-APase活性は28%上昇し、AサブユニットmRNA量も増加した。GAではV-APase活性は48%上昇したが、mRNAの増加は認められなかった。IAAおよびBAではV-APase活性の上昇は認められなかった。 V-PPaseタンパク質はGA、IAAまたはBAにより増加した。一方、100μM GAでのみmRNAの蓄積上昇を伴い20%のV-PPase活性の上昇が認められ、 IAAとBAはV-PPase活性に影響を与えなかった。以上の結果は、液胞膜のプロトンポンプの発現調節が、遺伝子発現、タンパク質量、加水分解活性のレベルで複雑に制御され、タンパク質の上昇が必ずしも加水分解活性の上昇につながらないことを示している。
索引語活性;液胞;発現;IAA;膜;ポンプ;タンパク質;mRNA;果実;蓄積
引用文献数38
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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