ヒト娩出胎盤絨毛における血管走行と関連したコラーゲンの三次元分布

ヒト娩出胎盤絨毛における血管走行と関連したコラーゲンの三次元分布

レコードナンバー721373論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
著者名Vizza E.
Correr S.
Barberini F.
ほか3名
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ51巻・ 4号, p.433-443(2005-08)ISSN09168818
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抄録血管新生とコラーゲンの三次元分布との関連について明らかにする目的で、正常妊娠後に娩出されたヒト胎盤の絨毛膜絨毛をアルカリ浸軟処理後に走査型電子顕微鏡により観察した。また透過型電子顕微鏡によっても観察を行った。絨毛膜絨毛は連続したコラーゲン線維構造により構成されていた。コラーゲン線維は絨毛膜絨毛軸を基板に連結する構造を呈していたが、その配列は絨毛の分岐する位置により異なっていた。一次絨毛には大量のコラーゲン線維が存在していた。絨毛表面側の外線維は主として絨毛の長袖方向に沿って配列していたのに対し、絨毛中心部にある内線維は胎仔血管壁を取り囲むように同心円状に配列していた。外線維、内線維はいずれも重層の層板構造や小さな平行束構造を呈していた。一次絨毛中心部には毛細血管の走行を可能にする小孔が見られた。成熟した中間部および先端部の絨毛では、絨毛中心部に極めて少量のコラーゲンが存在し、それらは多数の拡張した毛細血管と類洞を取り囲むように薄い同心円状の層を形成していた。これらの観察結果から、ヒト絨毛膜絨毛における細胞外基質は高度に区分化されており、絨毛膜絨毛において絨毛の分岐する位置によって様々な三次元分布を呈することが明らかとなった。また、このような分布の違いが母胎間の物質交換にとって最も適した微小環境を提供すると同時に、発達中の絨毛膜胎仔血管および栄養膜層に対して調整的な支持を担っていることが考えられた。
索引語コラーゲン;膜;血管;分布;構造;ヒト;観察;配列;胎盤;走行
引用文献数59
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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