大台ヶ原の森林における土壌の化学性と微生物バイオマスにおよぼすミヤコザサ(Sasa nipponica)とニホンジカ(Cervus nippon centralis)の影響

大台ヶ原の森林における土壌の化学性と微生物バイオマスにおよぼすミヤコザサ(Sasa nipponica)とニホンジカ(Cervus nippon centralis)の影響

レコードナンバー721399論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00010758NACSIS書誌IDAN10164318
著者名古澤 仁美
日野 輝明
金子 真司
荒木 誠
書誌名森林総合研究所研究報告
別誌名Bulletin of the Forestry and Forest Products Research Institute
発行元森林総合研究所
巻号,ページ4巻・ 2号, p.157-165(2005-06)ISSN09164405
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抄録大台ケ原山ではニホンジカ(Cervus nippon cenralis Temminck、以下シカという)の個体数密度が高く、林床に優占するミヤコザサ(Sasa nipponica Makino et Shibata、以下ササと呼ぶ)はシカの主食になっている。我々は大台ケ原においてシカを排除したプロットおよびササ刈りを行ったプロットを設定して、ミヤコザサとニホンジカが土壌の化学性および微生物バイオマスにおよぼす影響について3年間調査を行った。ササ地上部現存量はシカを排除した区では3年後には初期値の5.5倍に増加した。ササ刈り区では非ササ刈り区に比べて水溶性のNO3-、Ca2+、Mg2+が増加することが認められた。これはササによる養分吸収が減少したためと考えられた。シカ排除区では非シカ排除区よりNH4+濃度が高かった一方、Ca2+、Mg2+濃度は非シカ排除区より低かった。これはササが採食されないためにササリターの供給が多くなったことによって引き起こされたと推察された。3年の試験期間では土壌の炭素、窒素含有率、微生物バイオマスCにはササ、シカ処理の影響は認められなかった。土壌の炭素、窒素含有率および微生物バイオマスCは、ササの地上部現存量の増減やシカの有無に関わらず短期的には安定であると考えられた。
索引語シカ;土壌;微生物;バイオマス;性;化学;濃度;炭素;窒素;森林
引用文献数42
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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