ヤマトシジミの種々の底質に対する行動特性

ヤマトシジミの種々の底質に対する行動特性

レコードナンバー721493論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00008678NACSIS書誌IDAN00124667
著者名丸 邦義
山崎 真
中井 純子
書誌名水産増殖 = The aquiculture
別誌名Aquacult. Sci.
Aquaculture Science
Suisanzoshoku
発行元水産増殖談話会
巻号,ページ53巻・ 3号, p.257-262(2005-09)ISSN03714217
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抄録2000年7~10月に北海道石狩川産ヤマトシジミ(殻長21.7~41.4mm、平均32.3mm)を極粗砂~粗砂、中砂、細砂~極細砂、シルトの各4組の水槽の底質上に静置した試験とシジミを各水槽の底へ埋没した試験を実施し、その後の行動を観察した。その結果、静置試験では、24時間までは殻を露出している個体は粒径が大きいほど多く、逆に潜砂個体は粒径が小さいほど多かった。24時間以降は極粗砂~粗砂水槽とシルト水槽の潜砂個体は、ほとんどそのままの状態を保ち、中砂水槽、細砂~極細砂水槽では垂直移動の傾向が認められた。潜砂率(潜砂個体数×100/生残個体数)の変動係数が高かったのは、中砂水槽と細砂~極細砂水槽で、これらの水槽では垂直移動が容易であった。埋没試験では、粒径が大きいほど、底質表面まで這い上がった個体が多く、殻長が大きいほど、這い上がりの傾向が強かった。逆に粒径が小さいほど、潜砂個体が多かった。斃死寸前の個体はシルト水槽でみられ、その個体の鰓にシルトが付着していた。 以上のことから、中砂と細砂~極細砂がヤマトシジミの生息に適していると考えられ、シルト質は這い上がりに不適であり、斃死の原因ともなりうることが示唆された。
索引語砂;水槽;個体;粒;底質;行動;殻長;垂直;移動;特性
引用文献数19
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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