ラット超音波処理精子頭部を用いた卵細胞質内顕微注入法による産子作出
ラット超音波処理精子頭部を用いた卵細胞質内顕微注入法による産子作出
レコードナンバー | 721575 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20020157 | NACSIS書誌ID | AN10548943 |
著者名 | 中井 美智子 齋藤 江莉 滝澤 明子 ほか6名 | ||
書誌名 | Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌 | ||
別誌名 | 日本卵子学会誌 | ||
発行元 | 日本哺乳動物卵子学会 | ||
巻号,ページ | 22巻・ 3号, p.159-162(2005-11) | ISSN | 13417738 |
全文表示 | PDFファイル (682KB) | ||
抄録 | ラット精子の超音波処理あるいはピエゾパルスによる頭部分離が、精子頭部注入卵の体外発生に及ぼす影響を調べた。さらに、超音波処理精子頭部を顕微注入した卵の個体への発生能も検討した。凍結融解精子をKRB中にて10秒間の超音波あるいはピエゾパルスにより頭部と尾部を分離させて、各処理精子頭部を卵細胞質内に顕微注入した。そして、2前核形成と2細胞期胚への発生を観察した。2前核形成率と2細胞期胚への発生率は、両区間において有意な差(P>0.05)は認められなかった。また、精子頭部注入10時間後に前核期に達した超音波処理精子頭部注入卵を7匹のレシピエントに移植した。その結果、5匹が妊娠し、8匹の生存産子がえられた。以上の結果より、超音波処理精子頭部を顕微注入したラット卵が個体への発生能を有すること、さらに、超音波処理あるいはピエゾパルスにより分離した精子頭部を注入した卵の、2細胞期胚までの体外発生能に差がないことが明らかとなった。 | ||
索引語 | 精子;頭部;超音波;処理;卵;発生;ラット;分離;核;細胞 | ||
引用文献数 | 24 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |