対外成熟ウシ卵母細胞のゲルローディングチップを用いたガラス化保存とその後の体外受精あるいは体細胞核移植による胚盤胞の作出

対外成熟ウシ卵母細胞のゲルローディングチップを用いたガラス化保存とその後の体外受精あるいは体細胞核移植による胚盤胞の作出

レコードナンバー721578論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20020157NACSIS書誌IDAN10548943
著者名冨永 敬一郎
浜田 由佳子
保地 眞一
書誌名Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌
別誌名日本卵子学会誌
発行元日本哺乳動物卵子学会
巻号,ページ22巻・ 3号, p.178-184(2005-11)ISSN13417738
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抄録ゲルローディングチップを用いた超急速ガラス化保存法をウシ卵子に応用し、加温後に体外受精あるいは体細胞核移植を施して胚盤胞を作出した。実験1ではガラス化保存液中の凍害保護物質の組成(25、28、31、または40%エチレングリコール(EG);いずれも1.OMシュクロースを含む)を比較した、体外受精8日目までに胚盤胞に発生した卵子の割合はガラス化区の中では31%EGを含んだ保存液を用いたときに最も高く(17%)、新鮮対照区(32%)と有意差は認められなかった。実験2では31%EGを基礎とする保存液を用いてガラス化・加温した卵子を除核し、卵丘細胞をドナーとする体細胞核移植に供した。除核成功率、融合率、分割率ともガラス化区と新鮮対照区の間に差は認められなかった。核移植6および7日目における胚盤胞発生率はガラス化区で有意に低かったが、8日目までに胚盤胞に達した融合卵子の割合では新鮮対照区と有意差は認められなかった(45%と58%)。胚作出の方法が体外受精か体細胞核移植かに係わらず、ガラス化卵子由来の7日目胚盤胞の構成細胞数は新鮮対照胚のそれよりも少なかったが、総細胞数に占める内部細胞塊細胞の比率は同等だった。以上、ゲルローディングチップを用いてガラス化保存した体外成熟ウシ卵子を体外受精、あるいは体細胞核移植することにより、品質的にはやや劣るものの新鮮卵子と有意差のない効率で胚盤胞を作出できることが示された。
索引語ガラス;胚盤胞;保存;卵子;体外受精;体細胞;核移植;作出;目;ウシ
引用文献数32
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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