経胎盤的ビスフェノールA暴露がマウス胎仔におけるアリルヒドロカーボン受容体とその関連因子および生体異物代謝酵素の発現におよぼす影響
経胎盤的ビスフェノールA暴露がマウス胎仔におけるアリルヒドロカーボン受容体とその関連因子および生体異物代謝酵素の発現におよぼす影響
レコードナンバー | 721595 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014744 | NACSIS書誌ID | AA10936678 |
著者名 | 西澤 華子 今西 哲 眞鍋 昇 | ||
書誌名 | The Journal of reproduction and development | ||
発行元 | Japanese Society of Animal Reproduction | ||
巻号,ページ | 51巻・ 5号, p.593-605(2005-10) | ISSN | 09168818 |
全文表示 | PDFファイル (1986KB) | ||
抄録 | 胎齢14.5および18.5日のマウス胎仔におけるアリルヒドロカーボン受容体(AhR)とその関連因子(AhRR、Arn)および生体異物代謝酵素(CYP1A1とGS)のmRNA量を定量的real-imeR-PCR法で、タンパク量をウエスタンブロット法で測定し、経胎盤的に曝露したビスフェノールA(BPA)がこれらにおよぼす影響を調べた。BPA暴露によってAhRmRNAの発現が亢進し、興味深いことに極低用量のBPA暴露(0.02μg/kg/day:環境曝露量の1/100)によってもこの発現が著しく亢進した。AhR関連因子も同様に亢進した。胎仔の肝における生体異物代謝酵素のタンパク量は胎齢18.5日においてはBPA暴露量に依存して増加した。薬物代謝機能の低い胎仔においては、極低用量のBPA曝露でもAhR受容体系の発現を撹乱することが分かった。このことが催奇形性の発現と深く関連していると考えられる。 | ||
索引語 | 発現;代謝;因子;生体異物;酵素;胎盤;フェノール;マウス;受容体;mRNA | ||
引用文献数 | 52 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |