セイヨウナシ10品種における単為結果性と自家および交雑不和合性
セイヨウナシ10品種における単為結果性と自家および交雑不和合性
レコードナンバー | 721630 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00015006 | NACSIS書誌ID | AN00025257 |
著者名 | 守谷 友紀 高井 良裕 岡田 和馬 ほか4名 | ||
書誌名 | 園藝學會雜誌 | ||
別誌名 | 園芸学会雑誌 Journal of the Japanese Society for Horticultural Science | ||
発行元 | 園藝學會 | ||
巻号,ページ | 74巻・ 6号, p.424-430(2005-11) | ISSN | 00137626 |
全文表示 | PDFファイル (1155KB) | ||
抄録 | セイヨウナシの自家および交雑不和合性は結実率や種子数により判定されてきたが、それらの評価は明確ではない。本研究では交雑による不和合・和合の判定方法を確立するため、セイヨウナシ10品種を用いて1花そう1花の除雄無受粉、自家受粉および他家受粉を行い、各品種の単為結果性自家不和合性および品種間の交雑不和合性を調査した。ほぼすべての品種が単為結果性を有し、結実率による不和合・和合の識別はできなかった。しかし、新たに提案したself-incompaibiliy(SI)index((評価対象の交配における交配花数当たりの充実種子数)/(和合交配における交配花数当たりの充実種子数)×100)により不和合・和合の判定が可能になった。その結果、‘グランド・チャンピオン’は部分的自家和合性であり、他の品種は自家不和合性であることが明らかになった。有種子果実の品質は単為結果果実よりも優れており、単為結果性を有するセイヨウナシでも安定的な良質果実の生産には和合花粉の受粉が必要でることが明らかになった。‘フレミッシュ・ビューティー’と‘スタークリムソン’および‘バートレット’と‘セニョール・デスペラン’の二つの組み合わせが交雑不和合を示した。 | ||
索引語 | 品種;単為結果;性;交雑;花;交配;種子;果実;結実;評価 | ||
引用文献数 | 20 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |