誘引衝突式トラップを用いたカミキリムシ相のモニタリング調査

誘引衝突式トラップを用いたカミキリムシ相のモニタリング調査

レコードナンバー721862論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00010758NACSIS書誌IDAN10164318
著者名佐山 勝彦
槇原 寛
井上 大成
大河内 勇
書誌名森林総合研究所研究報告
別誌名Bulletin of the Forestry and Forest Products Research Institute
発行元森林総合研究所
巻号,ページ4巻・ 3号, p.189-199(2005-09)ISSN09164405
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抄録誘引衝突式トラップを使用し、森林タイプとそこに生息するカミキリムシ相の関係を明らかにするとともに、トラップの有効性を検討するため、茨城県の北茨城地域と筑波山塊の樹齢や樹種の異なる林分でカミキリムシを調査した。白色および黄色の誘引衝突式トラップ各1基を一組として8~9林分で調査した結果、調査地域内における既知種数の約30~40%を1年で捕獲できることが判明した。いずれの地域でも捕獲した種数と個体数は白色のトラップの方が黄色よりも多かった。そして、トラップで捕獲した総種数にハナカミキリ亜科の捕獲種数が占める割合は、既知の総種数にハナカミキリ亜科の既知種数が占める割合よりも高くなる傾向がみられた。北茨城地域では、以前に同じ地域でマレーズトラップを使用して行われた調査結果と同様に、捕獲総種数は伐採後の年数を経るにつれて増加傾向を示し、高齢二次林で最も多くなった。また、筑波山塊では、自然林に依存するカミキリムシの種数が少なかったので、この地域の森林は断片化や乾燥化により、そのような生息環境に依存するカミキリムシにとって適さなくなりつつあることが示唆された。これらのことから、誘引衝突式トラップは、森林環境を反映したカミキリムシ相の安価で簡便な調査法として、十分活用可能であると考えられる。
索引語種;地域;誘引;調査;森林;林分;環境;モニタリング;茨城県;個体
引用文献数24
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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