網走地域の淡色黒ボク土地帯におけるリン酸・カリウム減肥がテンサイの生育と収量に及ぼす影響
網走地域の淡色黒ボク土地帯におけるリン酸・カリウム減肥がテンサイの生育と収量に及ぼす影響
レコードナンバー | 722112 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014890 | NACSIS書誌ID | AN00189888 |
著者名 | 吉田 穂積 伊藤 博武 小松 輝行 | ||
書誌名 | 日本作物學會紀事 | ||
別誌名 | Proceedings of the Crop Science Society of Japan Japanese journal of crop science 日本作物学会紀事 | ||
発行元 | 日本作物學會 | ||
巻号,ページ | 74巻・ 4号, p.450-455(2005-12) | ISSN | 00111848 |
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全文表示 | PDFファイル (508KB) | ||
抄録 | 北海道東部に位置する網走市から斜里町にかける地域の淡色黒ボク土地帯ではリン酸肥料の過剰投入やカリウムの土壌への蓄積が認められ、施肥量の適正化が強く求められている。本研究では2001年から3ヶ年間にわたり当地域で現在慣行的に施肥されているリン酸とカリウム施肥量をそれぞれ25%と33%減肥し、テンサイの生育と収量に及ぼす影響について検討した。減肥区の土壌の有効態リン酸含有量と交換性カリウム含有量は、慣行施肥区に比べ低く推移する傾向にあったが、いずれも北海道の土壌診断基準値以上で推移していた。テンサイの草丈、葉数、根周は、3ヶ年とも減肥区と慣行施肥区の間に有意差が認められなかった。2002年の糖度は、減肥区が慣行施肥区に比べ高かったが、茎葉重量、根重量および糖収量とも減肥区と慣行施肥区との間に有意差は認められなかった。更に、2003年にリン酸38%減肥と50%減肥及びカリウム100%減肥がテンサイ収量に及ぼす影響を検討したところ、いずれの減肥試験区でも茎葉重量、根重量、糖度および糖収量に慣行施肥区との有意差は認められなかったことから網走地域における淡色黒ボク土では現行の施肥量よりもリン酸とカリウムを減肥できるものと考えられた。 | ||
索引語 | カリウム;施肥;リン酸;収量;地域;テンサイ;黒ボク土;施肥量;根;生育 | ||
引用文献数 | 10 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |