日本の圃場条件下における葉気温較差を用いた陸稲のかんばつ回避性の評価

日本の圃場条件下における葉気温較差を用いた陸稲のかんばつ回避性の評価

レコードナンバー722121論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名福岡 峰彦
岩間 和人
実山 豊
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ75巻・ 1号, p.57-67(2006-01)ISSN00111848
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抄録陸稲品種間のかんばつ回避性の差異を、大気飽差(VPD)が比較的小さい日本の圃場条件下において、群落表面温度(c)から気温(a)を引いた値である葉気温較差(Δ)を用いて推定できるかを検討した。主に根系の到達深度の違いから、かんばつ回避性が大きく異なることが想定される陸稲品種群を、降雨を遮断し、2001年には潅水および無潅水の、2002年には無潅水のみの土壌水分処理をそれぞれ行った畑圃場において供試した。両年とも出穂までの約1ヵ月間に各6日、サーモグラフィー装置で測定したcと、気温計で測定したaからΔ(c-a)を得、ほぼ同時にポロメーターで測定した気孔コンダクタンス(gs)との関係を調査した。また、2002年には収穫期に測定した根系の到達深度との関係も調査した。2001年には、測定期間中の平均値でみた品種の順位関係は、それぞれの土壌水分処理区において、Δ(低い順)とgs(高い順)とで完全に一致していた。しかし、潅水区におけるそれらの順位は無潅水区とは異なっており、かんばつ回避性を説明するものではなかった。2002年には、全ての測定日および測定期間中の平均値で、Δに有意な品種間差異が認められ、深根性の品種ほどΔは低く、gsは高かった。以上のことから、無潅水条件下におけるΔは、日本の圃場条件下において、陸稲のかんばつ回避性を推定評価する指標として有効であると結論した。
索引語測定;潅水;性;圃場;条件;気温;陸稲;品種;日本;葉
引用文献数19
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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