側条施肥栽培におけるペースト肥料の窒素組成の違いがホウレンソウの硝酸含量に及ぼす影響

側条施肥栽培におけるペースト肥料の窒素組成の違いがホウレンソウの硝酸含量に及ぼす影響

レコードナンバー722222論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名三代 恭広
太田 勝巳
松本 真悟
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ76巻・ 6号, p.849-857(2005-12)ISSN00290610
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抄録粒状化成肥料の慣行施肥(全面全層施肥)を対照とし、窒素組成の異なる3種類のペースト肥料(尿素複合ペースト肥料、有機態窒素50%配合ペースト肥料、有機態窒素100%配合ペースト肥料)を施用して、ホウレンソウの側条施肥栽培を実施し、生育や硝酸含量に及ぼす影響について検討した。また同肥料の洗浄培養試験を実施し、土壌滲出水中の窒素成分の溶出経過やペースト肥料の粘性の違いから、硝酸化成や環境負荷に及ぼす影響についても検討した。1)ホウレンソウの収量や窒素吸収量に処理区間の差異は認められなかった。2)有機態窒素の配合割合が高い有機ペースト肥料ほど、粒状化成肥料の慣行施肥や尿素複合ペースト肥料の施用と比較して、硝酸含量が低下した。3)有機ペースト肥料は尿素複合ペースト肥料よりも、肥料の粘性が高く、また施肥窒素の溶出量や栽培跡地の硝酸態窒素の移動量は低かった。特に有機態窒素の溶出量は著しく低下した。4)以上より、有機態窒素の配合割合が高い有機ペースト肥料の施用は、粒状化成肥料および尿素複合ペースト肥料の施用よりも、土壌中での硝酸化成に遅れが生じるため、作物の硝酸態窒素の吸収を抑制したと考えられた。また施肥窒素の流亡が抑制され、環境負荷の軽減にも有効であると推察された。
索引語肥料;窒素;施肥;硝酸;尿素;施用;栽培;ホウレンソウ;組成;土壌
引用文献数29
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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