豚ふん堆肥化時に発生する臭気の活性汚泥曝気方式による脱臭

豚ふん堆肥化時に発生する臭気の活性汚泥曝気方式による脱臭

レコードナンバー722257論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011654NACSIS書誌IDAN10202971
著者名坂井 隆宏
脇屋 裕一郎
則武 圭輔
ほか2名
書誌名日本養豚学会誌 = The Japanese journal of swine science
発行元日本養豚学会
巻号,ページ42巻・ 4号, p.157-164(2005-12)ISSN0913882X
全文表示PDFファイル (579KB) 
抄録豚ふん堆肥化施設から発生する悪臭対策を目的として、豚ふん堆肥化時に発生するガスを活性汚泥液槽に送風、曝気して臭気の除去を図る活性汚泥曝気方式脱臭の実証規模試験を行った。豚舎の既存貯尿槽を外部から汚水の流入がないように改造し、散気管を貯尿槽底部に設置して脱臭槽とした。脱臭槽には曝気水深が2mとなるように約31.5m3の活性汚泥液を投入し、豚ふん堆肥原料1m3当たりの活性汚泥液量は2.03m3となった。また、通気型堆肥舎に送風機と配管を設置して、堆肥発酵時の臭気を吸引し、活性汚泥液に送風して曝気できるようにした。豚ふん発酵時の臭気を活性汚泥液に15週間に渡って送風し脱臭前、脱臭後、排気口上の3ケ所でアンモニアと硫黄化合物の測定を行った。測定の結果、アンモニアは平均99.8%、メチルメルカプタンについては平均で83.1%の高い除去率が得られた。硫化メチルの平均除去率は41.1%、二硫化メチルの平均除去率は59.4%であった。活性汚泥液には臭気中のアンモニアに起因するNH4-N、NOx-Nなどが増加し、-N濃度は最終的には試験開始時の約4.3倍に達した。ECは日数の経過につれて上昇し、pHは6.5-6.0の範囲でほぼ安定していた。BODとMLSSは変動しながら日数の経過につれて徐々に低下する傾向が見られた。試験期間中、活性汚泥液の成分変化によって脱臭能力が低下することはなかった。以上の結果から、活性汚泥曝気方式脱臭が豚ふん堆肥化時に発生する臭気の対策に利用できることが示唆された。
索引語活性;汚泥;曝気;堆肥化;方式;アンモニア;対策;発酵;測定;施設
引用文献数21
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat