過去8年間に出荷された黒毛和種肥育牛のB.M.S.No.と胸最長筋粗脂肪含量

過去8年間に出荷された黒毛和種肥育牛のB.M.S.No.と胸最長筋粗脂肪含量

レコードナンバー722720論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014244NACSIS書誌IDAN00380179
著者名坂下 邦仁
西 博巳
別府 成
ほか1名
書誌名鹿児島県畜産試験場研究報告
別誌名Bulletin of the Kagoshima Prefectural Livestock Experiment Station
Bulletin of the Kagoshima Livestock Experiment Station
発行元鹿児島県畜産試験場
巻号,ページ39号, p.14-23(2005-12)ISSN0389357X
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抄録平成9年度から16年度の8年間に同一と畜場に出荷した黒毛和種肥育牛105頭(去勢牛68頭,雌牛37頭)についてB.M.S. No.と胸最長筋粗脂肪含量の関係を検討した。8年間に出荷した牛におけるB.M.S.No.と胸最長筋の粗脂肪含量の間には,有意な正の相関(Y=3.018X+15.354,r=0.721)が認められた。各出荷年度におけるB.M.S.No.と胸最長筋の粗脂肪含量の関係をみると平成9および10年度出荷牛では胸最長筋の粗脂肪含量が30%のときB.M.S.No.は約7であった。しかし,平成11年度以降粗脂肪含量30%におけるB.M.S.No.は年々低下し,平成14年度出荷牛では4となっていた。さらに,各出荷年度におけるB.M.S.No.と胸最長筋粗脂肪含量の回帰直線から5等級の境界となるB.M.S.No.7の粗脂肪含量は平成9年度の30%から平成16年度の40%へ10ポイント増加していた。B.M.S.No.8についても,平成9年度の34%から平成16年度の43%へと9ポイントの増加がみられた。平成16年度出荷牛では,B.M.S.No.に格付けされるために必要な胸最長筋粗脂肪含量が平成9年度と比べ約10ポイント増加していることが明らかになった。これらのことから,「実際の脂肪交雑は高まったが,枝肉格付でのB.M.S.No.は向上していない」と言われる生産者の指摘は,粗い脂肪交雑粒子を脂肪交雑として評価しない枝肉格付の結果であると推測された。また,このような脂肪交雑粒子の粗さを考慮した枝肉格付が胸最長筋の粗脂肪含量と枝肉格付のB.M.S.No.の乖離を進めた要因であると考えられた。
索引語種;肥育;筋;脂肪;去勢;相関;出荷;回帰;脂肪交雑;枝肉
引用文献数20
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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