黒毛和種去勢牛における肥育中期の稲ワラ摂取量が枝肉脂肪蓄積量および枝肉脂肪の脂肪酸組成に及ぼす影響

黒毛和種去勢牛における肥育中期の稲ワラ摂取量が枝肉脂肪蓄積量および枝肉脂肪の脂肪酸組成に及ぼす影響

レコードナンバー722721論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014244NACSIS書誌IDAN00380179
著者名坂下 邦仁
西 博巳
別府 成
ほか1名
書誌名鹿児島県畜産試験場研究報告
別誌名Bulletin of the Kagoshima Prefectural Livestock Experiment Station
Bulletin of the Kagoshima Livestock Experiment Station
発行元鹿児島県畜産試験場
巻号,ページ39号, p.24-31(2005-12)ISSN0389357X
全文表示PDFファイル (548KB) 
抄録肥育前期の粗飼料摂取量は,肥育中期以降の飼料摂取量や増体量に影響を与えるため肥育前期の粗濃比が肥育期の発育や産肉性に及ぼす影響について多数の試験が実施されている。しかし,肥育中期以降の粗飼料摂取量が肥育牛の発育,枝肉成績および枝肉脂肪の脂肪酸組成に及ぼす影響についての研究は少ない。そこで,黒毛和種去勢牛を用い6.0~24.4ヵ月齢の18ヵ月間の肥育体系において,12.0~24.4ヵ月齢に給与する肥育中後期用のTMR飼料における稲ワラの割合が黒毛和種去勢肥育牛の発育,枝肉成績,枝肉脂肪の蓄積に及ぼす影響を検討した。12.0~24.4ヵ月齢に給与する肥育中後期用のTMR飼料における稲ワラの割合は,黒毛和種去勢肥育牛の発育,枝肉成績,脂肪組織の脂肪融点および脂肪組織の脂肪酸組成には影響を及ぼさなかった。しかし,枝肉を3分割した「もも」部分の赤肉割合は3%区で64.5%,9%区で66.3%となり,9%区で赤肉割合が1.8ポイント多く(P=0.054),逆に脂肪割合が1.9ポイント少ない傾向にあった(P=0.099)。さらに,15.6~19.7ヵ月齢のDGと「もも」部位における脂肪割合の間には有意な正の相関関係がみられた(r=0.632,P=0.028,図2)。以上のことから,12.0~24.4ヵ月齢に給与する肥育中後期用のTMR飼料中の稲ワラの割合はTDN摂取量を制限した15.6~19.7ヵ月齢のDGに影響を及ぼし,「もも」部分の脂肪蓄積量に影響することが示唆された。また,肥育中後期用TMR飼料中の稲ワラ割合として9%以上は飼料効率の低下が予想されるため稲ワラ割合は3~9%の範囲が適当と考えられた。
索引語種;去勢;肥育;摂取;枝肉;脂肪;蓄積;脂肪酸組成;飼料摂取量;増体
引用文献数20
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat