飼育下におけるケツギョの消化器官および消化酵素活性の初期発達

飼育下におけるケツギョの消化器官および消化酵素活性の初期発達

レコードナンバー722788論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00008678NACSIS書誌IDAN00124667
著者名土井 敏男
書誌名水産増殖 = The aquiculture
別誌名Aquacult. Sci.
Aquaculture Science
Suisanzoshoku
発行元水産増殖談話会
巻号,ページ53巻・ 4号, p.425-431(2005-12)ISSN03714217
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抄録飼育下におけるケツギョSiniperca chuatsi仔稚魚の、消化器官の形態的、組織学的発達と消化酵素活性を調べた。摂餌開始直前の卵黄仔魚(全長約5.5mm)は、大きな口、顎歯、咽頭歯、胃盲嚢とともに仔魚型消化器官を形成した。また、この段階の仔魚は、トリプシン様酵素活性とやや低いペプシン様酵素活性を示した。上屈期仔魚(全長約7-8mm)は、他種の仔魚を捕食し始め、胃盲嚢は餌により拡張した。全長約10mm上屈期仔魚には、トリプシン様酵素より高いペプシン様酵素活性を示し、胃腺があらわれた。全長約12mmの上屈後期仔魚は、幽門垂を含む成魚型消化器官を備える。その後、変態した稚魚(全長約20mm以上)は、胃腺と幽門垂の数を増やすとともに、口、消化器官の大きさ、消化酵素活性をそれぞれ、さらに増大させた。ケツギョ仔稚魚の初期からの魚食性への適応は、仔魚期前半(全長約10mm以下)では口腔や胃盲嚢の量的発達により、仔魚期後半(全長約12mm以上)では引き続いて起こる量的発達とともに、胃腺や幽門垂を備えた成魚型消化器官の形成による機能的発達によると考えられる。
索引語飼育;消化;器官;活性;形態;摂餌;口;歯;酵素;種
引用文献数25
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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