クローン家畜生産技術利用による優良家畜作出試験

クローン家畜生産技術利用による優良家畜作出試験

レコードナンバー722879論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20002644NACSIS書誌IDAA11573718
著者名山口 大輔
戸塚 豊
渡辺 晃行
ほか4名
書誌名茨城県畜産センター研究報告 = Bulletin of the Ibaraki Prefectural Livestock Research Center
別誌名茨城畜セ研報
Bull. Ibaraki Pre. Liv Exp. Stn
発行元茨城県畜産センター
巻号,ページ38号, p.5-11(2005-08)ISSN13466488
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抄録体細胞クローン技術は、高能力な家畜の複製、育種改良の効率化や遺伝資源の保存に利用できる技術として期待されている。そこで本研究では、体細胞クローン牛および豚について、作出およびその正常性の調査を試みた。体細胞クローン牛:黒毛和種雌牛の卵丘細胞および耳由来線維芽細胞をドナー細胞として、核移植によりクローン胚を作出した。当センター繋養牛に移植した結果、5頭のクローン牛を得ることに成功した。うち1頭は147日齢で死亡したが、その他の4頭は順調に発育を続けており、発育能力および血液生化学的性状における正常性が示唆された。4頭のうち2頭については、春機発動が認められたのち人工授精を行った結果、2頭とも受胎した。1頭は無事に雌子牛を分娩し、産子は順調に発育しているが、1頭は受胎後252日目に死産した。以上のことから、クローン牛の繁殖能力、乳質およびその後代産子の発育能力および血液生化学的性状における正常性が示唆された。体細胞クローン豚:茨城県養豚研究所で飼養されているランドレース種の耳由来線維芽細胞をドナー細胞として、核移植によりクローン胚を作出し、受胚豚に外科的に移植した。その結果、クローン雌豚5頭およびクローン雄豚1頭を得ることに成功した。クローン雌豚5頭のうち、生後直死が1頭、胸膜肺炎およびコリネバクテリウムによる全身感染症による死亡が1頭認められたが、それ以外の3頭は順調に発育している。クローン雄豚1頭については、生後直死であった。死亡した3例について病性鑑定を行ったところ、いずれからもクローン特有と思われる所見は認められなかったことから、クローン豚の発育能力における正常性が示唆された。
索引語クローン;家畜;生産;技術;利用;作出;体細胞;育種;改良;遺伝資源
引用文献数41
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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