中国四川省フッ素汚染地区の主要食材(乾燥とうもろこし,トウガラシ)のフッ素濃度およびその化学的性質

中国四川省フッ素汚染地区の主要食材(乾燥とうもろこし,トウガラシ)のフッ素濃度およびその化学的性質

レコードナンバー723278論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011651NACSIS書誌IDAN00196216
著者名近藤 武
渡辺 俊一
松島 松翆
浅沼 信治
櫻井 四郎
田村 憲治
安藤 満
書誌名日本農村医学会雑誌
別誌名日本農村医学会雑誌
Journal of the Japanese Association of Rural Medicine
発行元[出版者不明]
巻号,ページ54巻・ 5号, p.740-748(2006-01)ISSN04682513
全文表示PDFファイル (607KB) 
抄録石炭燃焼に由来するフッ素中毒発生地区の家屋は、排煙用の煙突がないため、煤煙は屋内に停滞し、屋根裏に保存・貯蔵してある農作物に接触・汚染しながら、屋根裏の隙間から外気に排出している。この煤煙中には使用する石炭・土壌中のフッ素が高濃度に含まれていることから、煤煙に暴露された農作物を摂取することが中毒の原因となっている。1995年秋、中国四川省培陵地区苗族土家族自治県小廠郷(現在重慶市に所属)にて収穫し、室内で石炭煤煙に暴露し乾燥した、とうもろこし5種類、トウガラシ4種類を入手した。これらの試料をフッ素高温気化装置(大和電子製I型)を用いて有機質分解(灰化)を行ない、フッ素電極(Orion社製96-09)を用いて測定を行なった。比較試料として日本国内産を用いた。四川省小廠郷のとうもろこし、トウガラシのフッ素濃度は戸別により差はあるがとうもろこしは20-30ppm、トウガラシでは1-2%の高濃度であった。国内産と比較して、とうもろこしでは約30-50倍、トウガラシでは10000-20000倍の大差であった。これらのフッ素はいずれも水溶性である割合は90%と高く、結合性(非解離性)フッ素の占める割合は10%であった。このような高濃度の汚染ため、この地区においては、生徒の99.5%が歯牙フッ素症に罹患していた。
索引語中国;フッ素;汚染;乾燥;トウガラシ;濃度;石炭;燃焼;中毒;発生
引用文献数12
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat