非繁殖期における2種類の膣内挿入器具を用いた雌羊の発情誘起と受胎性の比較

非繁殖期における2種類の膣内挿入器具を用いた雌羊の発情誘起と受胎性の比較

レコードナンバー723346論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
著者名河野 博英
岡本 智香
飯田 憲司
ほか5名
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ51巻・ 6号, p.805-812(2005-12)ISSN09168818
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抄録本研究では、非繁殖期の雌羊におけるCIDR(conrolled inenal drug release)とPクリーム(500mgプロゲステロン含有膣内クリーム)による発情誘起効果を比較した。実験1では、24頭の雌羊を無作為にA群(CIDR)とB群(Pクリーム)の2群に分け、2種類の膣内挿入器具を12日間膣内に挿入した。また、これらの雌羊から血液を採取し、血漿中のプロゲステロン(P4)、エストラジオール17-β(E2)および黄体形成ホルモン(LH)濃度を測定した。実験2では、CIDR(A群)またはPクリーム(B群)で処置された127頭の雌羊に自然交配、発情発見12時間後の人工授精(発情発見AI)または、膣内器具除去42時間後の人工授精(定時AI)を行い、その受胎率を比較した。試験1における発情誘起率と処置後の発情開始時間は、A群が91.7%、36.3±15.7h、B群が100%、35.0±12.6hで、両手法間に有意な差は認められなかった。血漿中の平均P4濃度はday-9からday-1(dayOは器具除去日)にかけてB群がA群に比べて有意に低かった(P>0.01)。しかし、E2濃度については両群に有意差は認められなかった。LHサージが確認された雌羊における処置後の発情開始時間とLHサージ時間は、それぞれA群が23.3±8.7hと30.3±5.0h、B群が27.6±6.5hと26.3±8.0hで、有意差は認められなかったが、発情開始からLHサージまでの平均時間にはA群(6.4±6.7h)とB群(-1.3±4.1h)の間に有意な差が認められた(P<0.05)。実験2における自然交配、発情発見AIおよび定時AIの受胎率は、それぞれA群が55.0、29.4、25.0%、B群が40.7、25.0、42.1%で両群に有意な差は認められなかった。以上の結果から、Pクリーム法は処置期間中における血漿P4濃度が低い傾向にあったが、CIDRと同等の発情および排卵の誘起効果と受胎率が得られることが示された。
索引語繁殖;器具;発情;受胎;性;研究;効果;血液;血漿;黄体
引用文献数25
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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