水稲用育苗培土の可給態ケイ素量とケイ酸資材の施用効果

水稲用育苗培土の可給態ケイ素量とケイ酸資材の施用効果

レコードナンバー723424論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名平内 央紀
三枝 正彦
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ77巻・ 1号, p.41-46(2006-02)ISSN00290610
全文表示PDFファイル (575KB) 
抄録水稲用育苗培土のケイ素供給能の評価法を検討するとともに、ケイ酸資材施用の要否基準を決定するため、36種類の育苗培土を用いて育苗試験を行った。1.育苗培土の可給態ケイ素量は、リン酸緩衝液法では77-662mgkg-1、湛水静置法では12-189mgkg-1、上澄液法は12-166mgkg-1、酢酸緩衝液法では12-582mgkg-1と、培土によって大きく異なっていた。育苗培土の可給態ケイ素量と水稲苗のケイ素濃度との相関係数は、リン酸緩衝液法で0.86と最も高かった。なお、リン酸緩衝液法ではリン酸吸収係数が1、500以上とそれ未満の育苗培土を区別することで、より正確な可給態ケイ素の評価が可能となった。2.酸性化多孔質ケイ酸カルシウム水和物の苗箱施用により、苗の地上部および地下部乾物重が増加する傾向が見られた。リン酸緩衝液法による可給態ケイ素量の少ない育苗培土(100mgkg-1前後)と中庸の育苗培土(400mgkg-1前後)では酸性化多孔質ケイ酸カルシウム水和物の施用によって水稲苗のケイ素濃度ぶ有意に増加した。本試験の結果から、育苗培土の可給態ケイ素量の評価方法は、リン酸緩衝液法が現在用いられている評価法としては最も適していることが明らかとなった。また、育苗培土のリン酸緩衝液法による可給態ケイ素量が、非火山灰土壌を原料とする培土(リン酸吸収係数1、500未満)では200mgkg-1、火山性土壌を原料とする培土(リン酸吸収係数1500以上)では350mgkg-1未満の場合に、ケイ酸資材を施用することが望ましいと考えられた。
索引語水稲;育苗;培土;ケイ酸;資材;施用;効果;供給;評価;基準
引用文献数17
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat