北海道におけるダイズの遅まき栽培によるダイズわい化病の発病率低下

北海道におけるダイズの遅まき栽培によるダイズわい化病の発病率低下

レコードナンバー723567論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名渡辺 治郎
大下 泰生
本多 健一郎
ほか2名
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ75巻・ 2号, p.136-140(2006-04)ISSN00111848
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抄録北海道におけるダイズの重要病害にダイズわい化病(わい化病)がある。ユキホマレを用いた遅まき栽培を行い、わい化病の発病率と収量性の点から耕種的防除法としての有効性を検討した。試験は2001年から2004年にかけて、北海道農業研究センター羊ヶ丘圃場で実施した。試験1として、2001年から2004年にダイズ(供試品種はユキホマレ)の播種期を、早まき(5月第3-4半旬)、標準まき(5月第5-6半旬)、遅まき(6月第1-2半旬)の3処理で栽培し、わい化病発病率と収量について検討した。試験2として、2003年と2004年に時期を変えてダイズ苗を圃場に放置して、各時期にわい化病ウイルスに感染・発病した個体の割合から、ウイルス感染の危険期を推定した。遅まきは台風の影響により顕著に減収した2004年を除き、標準まきと同等の収量を示した。わい化病の発病率は早まきで最も高く、遅まきでは低かった。試験2から推測されたダイズわい化ウイルス(SbDV)感染の危険期ピークは5月第6半旬で、6月第3半旬までは感染の危険が比較的高かった。本試験におけるダイズの出芽期は標準まきで6月1-3半旬、遅まきで6月2-4半旬であり、遅まきしたダイズの出芽はジャガイモヒゲナガアブラムシ有翅胎生雌虫の飛来ピーク(SbDV感染の危険期終盤)を過ぎた時に出芽するため、わい化病の発病が少なかったと考えられた。また、わい化病発病率が低い場合にはダイズの密植により減収が軽減され、遅まき栽培と密植を組み合わせることにより、わい化病による減収を軽減できるものと考えられた。
索引語ダイズ;発病;感染;栽培;北海道;収量;ウイルス;出芽;圃場;時期
引用文献数14
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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