北海道と関東のレクリエーション林においてベイトトラップで捕獲されたスズメバチ類の種構成
北海道と関東のレクリエーション林においてベイトトラップで捕獲されたスズメバチ類の種構成
レコードナンバー | 724115 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00010758 | NACSIS書誌ID | AN10164318 |
著者名 | 牧野 俊一 佐山 勝彦 | ||
書誌名 | 森林総合研究所研究報告 | ||
別誌名 | Bulletin of the Forestry and Forest Products Research Institute | ||
発行元 | 森林総合研究所 | ||
巻号,ページ | 4巻・ 4号, p.283-289(2005-12) | ISSN | 09164405 |
全文表示 | PDFファイル (495KB) | ||
抄録 | 刺傷事故の危険性評価のために、札幌市と牛久市それぞれ2カ所のレクリエーション林でベイトトラップ(オレンジジュースと焼酎の混合物)を用いて2年間にわたってスズメバチ類を捕獲したところ、札幌と牛久それぞれで9種と6種が得られた。ほとんどの種で越冬明けメス、ワーカーおよびオスが得られた。札幌ではキイロスズメバチとシダクロスズメバチが最も多く捕獲され、牛久ではオオスズメバチとコガタスズメバチが優占した。また札幌では社会寄生種であるチャイロスズメバチが全体の12%を占めた。牛久では多くの種で捕獲消長には年間2つのピークがあり、それぞれ越冬明けメスとワーカーに対応したが、札幌では越冬明けメスの捕獲数が非常に少なかったため、年間の捕獲ピークは1つだった。コガタスズメバチのワーカーの捕獲数の季節変化は、札幌、牛久とも、同じ地域で採集された巣内のワーカー数の変化と平行していた。本研究で捕獲されたスズメバチ類について、その種構成やカースト構成の地域間での違いを議論するとともに、刺傷事故のリスク評価をベイトトラップで行う可能性についても論じた。 | ||
索引語 | 北海道;種;事故;評価;わた;越冬;社会;寄生;消長;季節変化 | ||
引用文献数 | 17 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |