スギクローンの動的ヤング係数と材密度の樹幹内変動

スギクローンの動的ヤング係数と材密度の樹幹内変動

レコードナンバー724127論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012133NACSIS書誌IDAN10413139
著者名倉原 雄二
加藤 一隆
書誌名林木育種センター研究報告
別誌名研究報告
Bulletin of the Forest Tree Breeding Institute
発行元林野庁林木育種センター
巻号,ページ22号, p.13-23(2006-02)ISSN09185828
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抄録スギの動的ヤング係数および材密度が地上高でどのように変動するのか調査を行うとともに,これらの材質が胸高直径,樹高および採取部位を説明変数とした重回帰分析でどの程度説明できるのか解析を行った。次代検定林内の25年生のスギ5クローンを供試し,各クローンから3個体選び伐倒後,胸高直径(10.6~16.9cm)および樹高(13.4~19.9m)を測定し,その後地上高1.2mから2mごとに切り分け梢端までの長さが2m以下になるまで採取した。丸太は末口部分から厚さ10cmの円盤と残りの丸太とに切り分け動的ヤング係数と材密度を測定した。分散分析の結果,動的ヤング係数のクローン間の分散は地上高間,立地間および個体間の分散に比べて大きな値を示した。材密度のクローン間の分散も,地上高間,立地間および個体間の分散に比べて大きな値を示したが,動的ヤング係数に比べて立地の影響を受けなかった。胸高直径,樹高および採取部位を動的ヤング係数および材密度の説明変数として重回帰分析したところ,クローンごとの回帰の寄与率は1クローンにおけるヤング率の場合を除き46%から85%と高い値を示した。しかしながら,5クローンを込みにした場合,寄与率は30%以下に低下した。これらの結果は,複数のクローンにおいて伐倒した丸太の材質を予測するのが難しいことを示唆しており,今後寄与率を高める他の説明変数を検討する必要があると考えられた。
索引語スギ;クローン;ヤング係数;変動;調査;材質;胸高直径;樹高;回帰分析;解析
引用文献数15
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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