日平均気温を利用したクワシロカイガラムシの防除適期の予測
日平均気温を利用したクワシロカイガラムシの防除適期の予測
レコードナンバー | 724326 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00013009 | NACSIS書誌ID | AN10158450 |
著者名 | 内村 浩一郎 神崎 保成 中村 孝久 | ||
書誌名 | 鹿児島県茶業試験場研究報告 = Bulletin of the Kagoshima Tea Experiment Station | ||
別誌名 | Bull. Kagoshima Tea Exp. Stn 鹿児島茶試研報 | ||
発行元 | [出版者不明] | ||
巻号,ページ | 18号, p.1-8(2006-03) | ISSN | 09114785 |
全文表示 | PDFファイル (669KB) | ||
抄録 | クワシロカイガラムシの防除は5月、7月、9月のふ化最盛期に行われるが、本虫は樹冠内部に生息しているため防除適期の把握が難しい。そこで、有効積算温度法による防除適期の予測について検討した。1)クワシロカイガラムシの卵期間、幼虫期間、産卵前期間、卵?産卵開始までの期間のそれぞれの発育速度と飼育温度との間に直線関係が認められ、高い相関が認められた。2)卵?産卵開始までの発育零点と有効積算温度は、それぞれ、7.1℃と1000日度であった。3)第二世代、第三世代に対して、起算日を前世代のふ化最盛日の翌日とし、日平均気温を利用して有効積算温度法により防除適期を予測したところよく一致した。しかし、夏期の気温が高い年には予測日が実測日と比較して大きくずれることがあると思われた。4)武田による予測法を一部改変した第一世代の防除適期の予測については、起算日を1月1日とし、日平均気温を利用して防除適期を予測したところよく一致した。5)第一世代と第二・三世代の予測法を組み合わせることにより、年間を通じてクワシロカイガラムシの防除適期を予測できると思われた。 | ||
索引語 | 気温;防除;予測;樹冠;積算温度;卵;幼虫;産卵;発育;速度 | ||
引用文献数 | 6 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |