乳牛のフリーストール牛舎における夜間発情行動

乳牛のフリーストール牛舎における夜間発情行動

レコードナンバー724362論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014735NACSIS書誌IDAN00247860
著者名押 真弓
堂地 修
小山 久一
書誌名酪農学園大学紀要. 自然科学編 = Journal of the College of Dairying. Natural science
別誌名Journal of Rakuno Gakuen University. Natural science
J. Rakuno Gakuen University
J. Coll. Dairying
酪農大紀要
発行元酪農学園大学
巻号,ページ30巻・ 2号, p.229-234(2006-04)ISSN0388001X
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抄録本研究では乳牛の夜間発情行動の特徴を知ろうとした。供試牛は酪農学園大学附属農場で飼養されている発情予定牛31頭98周期を用いた。また、試験期間は2003年5月-11月の7ヶ月間とし、観察時間は21時-翌朝4時までの7時間とした。またこれとは別に24時間観察した。観察法としてはヒトまたはビデオカメラによる連続観察を行った。発情行動は通路内行動として歩行距離と採食時間およびM、S回数、牛床内行動として起立時間、横臥時間について観察した。結果を要約すると次のとおりである。供試牛(31頭のべ98周期)のうち、SまたはMの発情行動を示したウシは自然発情牛75%、PG投与発情牛82%であり、そのうち夜間のみに発情行動を示したウシは自然発情牛43%、PG投与発情牛44%であった。また、昼間(4時-21時)のみに発情行動を示したウシは自然発情牛21%、PG投与発情牛37%となり、夜間のみに発情行動を示すウシの多いことが確認された。夜間発情牛の平均歩行距離および通路内時間は自然発情牛762m、257分間、PG投与発情牛577m、210分間を示し、非発情期の107m、102分間と比較して発情牛で歩行距離および通路内時間が長くなることが認められた(P<0.01)。24時間観察における平均歩行距離は自然発情牛の発情期1403m、非発情期660mであった。また、PG投与発情牛では2647mとなり、発情期の歩行距離はPG投与牛の方が自然発情牛の約2倍に延長していた。M、Sの出現率は、自然発情牛では21時-0時が41%と最も高い値を示し、PG投与牛では特定時間にピークを示すことなく、全観察時間帯に分散していた。また、発情牛の頭数が発情行動に及ぼす影響においては同時期に発情する頭数が多いほど歩行距離が延長し、M、S回数が増加することが明らかとなった。これらの結果から、夜間のみに発情を示すウシも多いことが確認され、夜間も活発な発情行動をしていることが明らかとなった。したがって、夜間の発情観察も必要であり、夜間の歩行距離を測定できる補助器具の開発が必要であると思われた。
索引語乳牛;フリーストール;夜間;発情;行動;研究;酪農;大学;農場;周期
引用文献数12
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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