ウシ成熟卵胞内におけるGnRH投与による排卵時期のFibroblast Growth Factor 1(FGF1)およびFGF7遺伝子発現の変化
ウシ成熟卵胞内におけるGnRH投与による排卵時期のFibroblast Growth Factor 1(FGF1)およびFGF7遺伝子発現の変化
レコードナンバー | 724391 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014744 | NACSIS書誌ID | AA10936678 |
著者名 | 清水 隆 Berisha B. Welter H. ほか3名 | ||
書誌名 | The Journal of reproduction and development | ||
発行元 | Japanese Society of Animal Reproduction | ||
巻号,ページ | 52巻・ 2号, p.307-313(2006-04) | ISSN | 09168818 |
全文表示 | PDFファイル (1144KB) | ||
抄録 | 本研究は、ウシ成熟卵胞と初期黄体をGnRH投与後の明確な時間帯に卵巣除去によって採取し、fibroblas growh facor 1(FGF1)とFGF7、そしてこれらに共通のレセプターであり、特にFGF7が特異的に結合するサブタイプであるFGFR2IIIbのmRNA発現の排卵前後の変動を調べることを目的とした。雌ウシに定法のFSH、PG2αおよびGnRHを投与によって過剰排卵処置を施した。GnRH投与の直前、3-5h後、10h後、20h後、25h後(排卵時期)の卵胞、そして初期黄体(Days 2-3)を経膣法で採取し、各組織中のmRNAをリアルタイムPCRによって定量した。FGF1 mRNA発現は、卵胞組織中では変化せず、初期黄体中で増加した。一方、FGF7 mRNA発現はGnRH投与直後の3-5hで一時的に増加し、再び初期黄体内で増加した。これに対してFGFR2IIIb mRNA発現は変化せず一定であった。これらの結果から、ウシ卵巣においてFGF1とFGF7は血管新生に強く依存した卵胞成熟と黄体形成過程に、それぞれ異なった時期に関わりを持っていることが考えられた。 | ||
索引語 | ウシ;成熟;卵胞;投与;排卵;時期;遺伝子;発現;研究;黄体 | ||
引用文献数 | 25 | 登録日 | 2011年12月19日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |