哺乳類精子ファクターとホスホリパーゼCゼータ
哺乳類精子ファクターとホスホリパーゼCゼータ
レコードナンバー | 724394 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20020157 | NACSIS書誌ID | AN10548943 |
著者名 | 尾田 正二 | ||
書誌名 | Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌 | ||
別誌名 | 日本卵子学会誌 | ||
発行元 | 日本哺乳動物卵子学会 | ||
巻号,ページ | 23巻・ 1号, p.2-9(2006-04) | ISSN | 13417738 |
全文表示 | PDFファイル (1452KB) | ||
抄録 | 多くの動物種において、受精時に卵細胞の細胞内カルシウムイオン(Ca2+)濃度が一過的に上昇し、卵を活性化する。特に哺乳類では、一過的Ca2+濃度上昇が周期的に繰り返され、Ca2+オシレーションと呼ばれている。受精時に精子がいかにして卵にCa2+オシレーションを誘発するのか、その分子メカニズムは長らく不明であったが、哺乳類では精子に含まれる卵活性化タンパク質が精子一卵の細胞質融合の後に卵内に導入され、卵を活性化するという精子ファクター説を支持する研究結果が蓄積していた。2002年にホスホリパーゼC zea(PLCZ)がクローニングされ、哺乳類精子ファクターの有力な候補として報告された。PLCZが哺乳類精子ファクターであることを支持する研究結果が次々と報告される一方、逆にそれを疑間視する研究結果も得られている。本総説では、哺乳類における精子ファクター説の歴史を俯瞰するとともに、PLCZが真に哺乳類精子ファクターであるのかどうか、検証する。 | ||
索引語 | 精子;動物;種;受精;細胞;カルシウム;イオン;濃度;卵;いか | ||
引用文献数 | 64 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |