栃木県二宮町専修寺に生育する根萌芽するケヤキの実生探索の試み

栃木県二宮町専修寺に生育する根萌芽するケヤキの実生探索の試み

レコードナンバー724417論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005579NACSIS書誌IDAN00019695
著者名小林 幹夫
伊藤 希代子
書誌名宇都宮大学農学部演習林報告 = Bulletin of the Utsunomiya University Forests
発行元宇都宮大学農学部
巻号,ページ42号, p.105-111(2006-03)ISSN02868733
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抄録栃木県芳賀郡二宮町の専修寺には、根萌芽する数本のケヤキがあり、そのうちの4本とそれらに隣接して母樹と推定された1本が一括して1998年に栃木県の天然記念物に指定された。専修寺の境内には風致林を中心に23本のケヤキ成木があり、毎年多数の実生を生じる。ケヤキは本来、有性生殖によって生じた種子で繁殖するが、根萌芽特性を持つ実生苗を入手できれば、優良な形質をクローン増殖によって維持し、また天然記念物に指定された老樹の樹勢回復技術に応用できるかもしれない。そこで、本研究ではRAPD分析法と実生の根系に関する形態比較によって根萌芽特性を持つケヤキ実生の探索を試みた。専修寺、無量寿寺、および宇都宮大学構内に生育するケヤキ成木と実生の合計21試料について4本のオペロン社製ランダムプライマーを使用し、RAPD分析を行った結果をもとにUPGMA樹状図を得た。この樹状図は二つの主クラスターと各2個のサブクラスターで構成され、数本の根萌芽成木は異なった主クラスター間に別れた。そのうちの1つのクラスターに含まれた実生の根系の形態と調査地間の形態の比較分析結果を照合した結果、地際直径、側根の長さと基部の直径のそれぞれが際立って大きいという特徴が明らかとなった。
索引語栃木県;根;萌芽;ケヤキ;実生;探索;種子;特性;苗;形質
引用文献数10
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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