花持ちの優れるカーネーションの育種とその選抜系統の花における開花後のエチレン感受性の急速な低下

花持ちの優れるカーネーションの育種とその選抜系統の花における開花後のエチレン感受性の急速な低下

レコードナンバー730008論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名小野崎 隆
谷川 奈津
八木 雅史
ほか3名
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ75巻・ 3号, p.256-263(2006-05)ISSN00137626
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抄録切り花の花持ち性は花きの重要な育種目標であり、著者らは交雑育種によるカーネーションの花持ち性の改良に関する研究を行ってきた。花持ち性向上を目指した選抜と交配の繰り返しは、効果的であった。交雑育種により従来にないほどの優れた花持ち性を持つ多数のカーネーション系統を獲得した。第2、第3、第4世代選抜系統は、対照品種‘ホワイトシム’の2.7-4.1倍の優れた花持ち性を示した。特に、系統108-44の花持ち日数は、2003年の調査では23.6日、2004年の調査では19.1日と、品質保持剤処理無しで対照品種‘ホワイトシム’の3.4-4.1倍の非常に優れた花持ち性を示した。全ての選抜系統の花は、自然老化時におけるエチレン生成量が少ない傾向を示した。系統908-46、702-21、006-13を用いて自然老化時の器官別エチレン生成量の推移を調査したところ、花弁、雌ずいとも全期間を通じて極めて低レベルであり、自然老化時にはエチレン生合成がほぼ完全に止まっていると考えられた。これらの系統のエチレン感受性は収穫直後では高いが、花の加齢に伴い急激に低下した。特に、系統908-46では収穫12日後以降、系統702-21では18日後にはエチレン処理に対する花弁の萎凋反応が全く認められなくなった。また、自己触媒的エチレン生成に関しても、初期には生成能力があるが、雌ずいでは収穫3日後以降、花弁では6日後以降に花の加齢に従い低下した。
索引語花;系統;エチレン;性;育種;選抜;生成;カーネーション;調査;自然
引用文献数24
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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