有明海福岡県海域におけるコウイカの漁獲実態と生態

有明海福岡県海域におけるコウイカの漁獲実態と生態

レコードナンバー730109論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012384NACSIS書誌IDAN10425987
著者名金澤 孝弘
伊藤 輝昭
書誌名福岡県水産海洋技術センター研究報告
別誌名Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center
発行元福岡県水産海洋技術センター
巻号,ページ16号, p.77-82(2006-03)ISSN09192468
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抄録1)有明海福岡県海域におけるコウイカ漁獲実態と生態を明らかにし、今後の課題を抽出した。2)有明海福岡県海域におけるコウイカの漁獲状況は農区(農林水産大臣管轄区)を含む大牟田周辺海域の砂泥質に主漁場を形成し、潮流が相対的に遅くなる小潮直近の中潮から小潮にかけて増加する傾向にあった。3)有明海の湾央部漁場と漁獲傾向が酷似するほか、漁獲ピークは湾奥部漁場より約1ヶ月早いこと、コウイカは成長を続けながら深場から浅場へ北上移動することなどから有明海のコウイカ資源は共通の資源である可能性が高いと示唆された。4)コウイカの活性は水温が10℃を超えると高まり、塩分が30以下となる河川水の影響を強く受ける水深の浅いポイントを避け、水深の深い「峰の洲」を中心に砂泥質から岩礁帯(主体は砂質)の流れが緩やかな場所に産卵しながら北上し、水温上昇に従って来遊量や分布域が周辺海域へ拡大する傾向が認められた。5)今後、効率的な資源増殖策を講じるためには、湾奥部におけるコウイカの寿命(日齢)確認や産卵場の解明が必要である。また、未利用卵の保護や産卵礁の開発、漁具改良等の検討に加え孵化条件等に関する試験研究の進展、漁況予測や資源評価についても検討していく必要がある。
索引語海域;漁獲;資源;福岡県;漁場;実態;生態;水温;水深;活性
引用文献数12
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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