マウス胎子繊維芽細胞の細胞周期がリポソームによる遺伝子の導入効率に及ぼす影響
マウス胎子繊維芽細胞の細胞周期がリポソームによる遺伝子の導入効率に及ぼす影響
レコードナンバー | 730451 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014744 | NACSIS書誌ID | AA10936678 |
著者名 | Yuv J.N. Ma S.F. Miao D.Q. ほか4名 | ||
書誌名 | The Journal of reproduction and development | ||
発行元 | Japanese Society of Animal Reproduction | ||
巻号,ページ | 52巻・ 3号, p.373-382(2006-06) | ISSN | 09168818 |
全文表示 | PDFファイル (1757KB) | ||
抄録 | まず最初に、マウス胎子繊維芽細胞(MFFCs)の細胞周期同調法の検討を行った。すなわち、(1)冷却法、(2)roscoviine(ROS)処理法、(3)冷却法とROS処理法のコンビネーション法により、G0/G1期へ効率よく同調する方法を検討した。ついで、G0/G1期へ同調後、培養を継続することで、S期あるいはG2/M期へ同調できるかどうかを検討した。その結果、細胞を5度で5時間処理後、10μMのROS添加培地を用いて12時間培養すると、83.6±1.9%の細胞がG0/G1期で停止することが分かった。そのときのアポトーシス出現率は3.6%であった。そして、この同調処理後、ROSを除去して12時間培養すると、S期の細胞が81%見られ、20時間培養するとG2/M期の細胞が75%見られた。それぞれの条件で培養した細胞に、プラスミドpEGFP-N1をリポソーム(Lipofecamine)を介して導入し、細胞周期の違いが遺伝子の導入効率に及ぼす影響について検討した。その結果、G2/M期の細胞が多く含まれる条件でLipofecamineを用いて遺伝子導入すると、GFPが安定して組み込まれ、発現が有意に向上することが明らかとなった。 | ||
索引語 | 細胞;培養;導入;処理;周期;遺伝子;マウス;胎子;繊維;芽 | ||
引用文献数 | 63 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |