多変量ロジスチック回帰分析による乳牛の肢蹄疾患の危険因子の抽出

多変量ロジスチック回帰分析による乳牛の肢蹄疾患の危険因子の抽出

レコードナンバー730509論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005895NACSIS書誌IDAN10485504
著者名北崎 宏平
書誌名福岡県農業総合試験場研究報告
別誌名福岡農総試研報
Bull. Fukuoka Agric. Res. Cent
発行元福岡県農業総合試験場
巻号,ページ25号, p.115-119(2006-03)ISSN13414593
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抄録福岡県の乳牛に多発する肢蹄疾患について、調査個体の罹患の有無を目的変数、調査項目である環境因子や生理因子を説明変数とする多変量ロジスチック回帰分析を行い、算出したオッズ比を比較することで関与の強い因子を抽出した。環境因子においては、タイストール牛舎は牛床に敷料がないことが蹄踵びらん、白帯病、蹄底出血・潰瘍および関節周囲炎の発生と関与し、また牛床がふん尿によって湿潤していることは蹄踵びらん、白帯病の発生と関与した。牛床が短く段差があること、およびネックレールや隔柵の位置が低いことは蹄底出血・潰瘍と関節周囲炎の発生と関与した。また、分娩室の利用がないことは白帯病の発生と関与した。フリーストール牛舎では、ふん尿によって床面が湿潤していることが蹄踵びらん、白帯病、蹄底出血・潰瘍の発生と関与した。また、生理因子においては、2産以上の泌乳中期は蹄底出血・潰瘍が、2産以上の泌乳後期では白帯病、関節周囲炎の発生と関与した。ボディコンディションスコアは3未満の牛において蹄踵びらん、蹄底出血・潰瘍、関節周囲炎の発生が関与した。以上の結果から、肢蹄疾患の予防は関与した環境因子を優先的に改善するとともに、生理因子に該当する牛を重点的に観察することで早期発見することが重要であると考えられた。
索引語蹄;因子;発生;出血;潰瘍;関節;環境;生理;回帰分析;乳牛
引用文献数24
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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