侵入害虫マメハモグリバエに対する生物的防除資材としての土着寄生峰ハモグリミドリヒメコバチの大量増殖法の確立

侵入害虫マメハモグリバエに対する生物的防除資材としての土着寄生峰ハモグリミドリヒメコバチの大量増殖法の確立

レコードナンバー730621論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014138NACSIS書誌IDAN00064044
著者名本藤 智雄
香取 郁夫
杉本 毅
書誌名近畿大学農学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Agriculture of Kinki University
発行元近畿大学農学部
巻号,ページ39号, p.41-54(2006-03)ISSN04538889
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抄録花卉・疏菜類の重要害虫であるマメハモグリバエに対する生物的防除資材として土着寄生蜂ハモグリミドリヒメコバチを採用し、マメハモグリバエを寄主、インゲンマメを寄主植物とする大量生産工程を設計した。次に、この大量生産工程において作業の省力化・効率化のために産卵装置および羽化成虫回収装置を試作し、その性能評価、ハチの剤型梱包・保蔵方法について検討した。横移動式産卵装置における産卵を終えた両種成虫の回収率(ハエ75.3%、ハチ66.4%)、縦移動式産卵装置におけるハチの回収率(68.4%)はあまり高くなかった。羽化成虫回収装置の回収率は、装置内に成虫を放飼した場合(ハエ雌86.9%、雄82.4%、ハチ雌94.4%)または蛹を放飼した場合(ハエ81.7%、ハチ92.5%)ともに高かった。ハチの寿命や繁殖能力は、羽化直後に15℃で3日および5日間の保蔵期間をもうけると、大幅に低下した。ハチ蛹の羽化率は、蛹を含んだインゲンマメ葉を乾燥させて、5℃で5日間保蔵すると(94.4%)、葉を乾燥させずに保蔵した場合(85.7%)と比べて高かった。また、ハチ蛹を5℃で3日保蔵した後の羽化率(95.3%)および5日間保蔵した後の羽化率(100%)は、5℃で保蔵しなかった場合(96.5%)と同様に高かった。なお、大量生産のための最適放飼密度は、ハエ幼虫の場合インゲンマメ1株あたり50匹で、そのためのハエ成虫の放飼密度は5対と推定できた。一方、ハチ成虫の最適放飼密度はハエ幼虫50匹あたり10匹と推定できた。
索引語ハチ;装置;羽化;成虫;回収;放飼;産卵;インゲンマメ;密度;害虫
引用文献数47
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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