高泌乳・高蛋白牛群に適応した飼養管理技術の確立

高泌乳・高蛋白牛群に適応した飼養管理技術の確立

レコードナンバー730700論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20002654NACSIS書誌IDAA11581363
著者名茂呂 勇悦
山口 直己
松木田 裕子
川村 輝雄
菊地 正人
書誌名岩手県農業研究センタ-研究報告 = Bulletin of the Iwate Agricultural Research Center
別誌名Bull. Iwate Agric. Res. Ctr
岩手農研セ研報
発行元岩手県農業研究センタ-
巻号,ページ6号, p.85-89(2006-03)ISSN13464035
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抄録高泌乳・高乳蛋白を達成するための飼料給与及び飼料中蛋白質の効率的な利用について検討した。乳量及び乳蛋白質率が高く、特に牛群として斉一的に高い県内の酪農家2戸について飼料給与内容を調査した。粗飼料は、とうもろこしサイレージと購入乾草が給与されており、乾物、DN、CP充足率は適度に満たされていた。栄養成分と消化性に優れた高品質粗飼料の給与が、高泌乳、高乳蛋白質率を達成するために必要と考えられた。泌乳牛において、飼料中CP含量を一定としDN含量を72%から74%に向上させたところ、乳量、乳蛋白質率及び無脂乳固形分率が向上した。その一方で、乳中尿素態窒素濃度は低下した。これらの結果は、第一胃内へのエネルギー供給量の増加により分解性蛋白質が効率的に利用され、微生物合成量が増加したことによるものと推察された。泌乳牛における給与飼料にルーメンバイパスメチオニン製剤を1日1頭あたり10g添加したところ、泌乳前期牛においては乳蛋白質率及び無脂乳固形分率が高くなったが、泌乳中・後期牛では有意差が無かった。これは給与飼料中のCP15.6%が泌乳前期牛ではやや低めであるのに対し、泌乳中・後期牛では十分な範囲であったことによるものと推察された。飼料中のCP含量を低減させると共にルーメンバイパスリジン及びメチオニン製剤により代謝蛋白質中のリジン及びメチオニン含量を増加させたところ、泌乳前期牛及び泌乳中後期牛のCP含量の高い区と低い区の乳量、乳蛋白質率及び無脂乳固形分率に差は無かった。これらの結果から、代謝蛋白質中のリジン及びメチオニン供給量を調整した飼料給与は、産乳効率を向上させ、窒素排泄量の低減を可能とすることが示唆された。
索引語泌乳;蛋白質;飼料;メチオニン;乳量;リジン;利用;粗飼料;DN;性
引用文献数5
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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