灰色かび病菌感染によるカンキツ類のスコパロン蓄積量の差異
灰色かび病菌感染によるカンキツ類のスコパロン蓄積量の差異
レコードナンバー | 731055 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00015006 | NACSIS書誌ID | AN00025257 |
著者名 | 国賀 武 松本 亮司 | ||
書誌名 | 園藝學會雜誌 | ||
別誌名 | 園芸学会雑誌 Journal of the Japanese Society for Horticultural Science | ||
発行元 | 園藝學會 | ||
巻号,ページ | 75巻・ 5号, p.379-384(2006-09) | ISSN | 00137626 |
全文表示 | PDFファイル (509KB) | ||
抄録 | 病原菌の感染によりカンキツ類で生成するファイトアレキシンであるスコパロンの灰色かび病菌接種よる蓄積量の経時変化および品種間差異について検討した。灰色かび病菌の分生胞子を果皮に接種したことで‘清見’とネイハキンカンのフラベド中のスコパロンの蓄積量は数日で増加した。これに対して接種をしなかった場合、スコパロン蓄積量は試験期間中増加しなかった。また、タンカン、‘セミノール’、‘エレンデール’などでスコパロンの蓄積量が多く、その量は接種4日後で最大値に達した。、‘マーコット’、‘トライアンフ’、ユズ等でも7日後に最大値を示した。これに対し、‘川野なつだいだい’、‘ユーレカ’レモン、シキキツ、‘今村温州’などでは蓄積量が少なかった。以上の結果からスコパロンは灰色かび病に対するカンキツ類のファイトアレキシンであり、その蓄積量に種間または品種間で差異があることが明らかになった。 | ||
索引語 | 蓄積;接種;かび;感染;病原菌;品種間差異;胞子;果皮;灰色かび病;種 | ||
引用文献数 | 11 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |