猫におけるフサリウム症の1例
猫におけるフサリウム症の1例
レコードナンバー | 731474 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014801 | NACSIS書誌ID | AN00191857 |
著者名 | 上岡 尚民 上岡 孝子 日笠 喜朗 ほか4名 | ||
書誌名 | 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association | ||
発行元 | 日本獸医師会 | ||
巻号,ページ | 59巻・ 8号, p.551-554(2006-08) | ISSN | 04466454 |
全文表示 | PDFファイル (1515KB) | ||
抄録 | 15歳齢避妊雌猫の右前肢甲および第III-V指間部に、抗生物質に反応しない肉芽を伴った膿瘍を認めた。病変部の生検の病理組織検査を行った結果、隔壁のある真菌による慢性化膿性肉芽腫性炎と診断された。真菌培養の結果、Fusarium oxysporumと同定された。当初ケトコナゾールを投与したが反応なく、逆に病変部は悪化し、肝機能障害や下痢などの副作用も認められた。いっぽう、イトラコナゾールに対しては副作用も無く良好な反応を示し、約3ヵ月で病変部が寛解した。本例はわが国における猫のフサリウム症と診断された最初の症例である。 | ||
索引語 | 病変;反応;性;齢;雌;抗生物質;膿瘍;病理;組織;検査 | ||
引用文献数 | 8 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |