ウシ少数胚の体外発生に及ぼす培養密度の影響ならびに胚培養調製液の添加による発生促進

ウシ少数胚の体外発生に及ぼす培養密度の影響ならびに胚培養調製液の添加による発生促進

レコードナンバー731639論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
著者名藤田 達男
梅木 英伸
志村 英明
ほか2名
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ52巻・ 1号, p.137-142(2006-02)ISSN09168818
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抄録初期胚を体外培養する際に、培養胚数が少ないと胚盤胞発生率が低下することが知られている。本研究では、少数胚の発生向上を目的として、少数胚の発生に及ぼす胚培養密度の影響ならびに、胚培養調製液の添加による発生促進効果について検討した。屠場由来ウシ卵子を成熟培養-体外受精した後、1胚あたりの培養液量を5μl/胚にして1-5胚の発生培養を行った結果、培養ドロップあたり2胚以下と比較して5胚で胚発生率は有意(p<0.05)に向上した。また、胚を多数培養する際に、培養の過程で新鮮培養液と交換した場合、媒精後2-4日目での培養液交換は5-6日目での培養液交換より有意(p<0.05)に発生率を低下させた。このことから、初期(媒精後2-4日目)の胚発生は、胚自身が分泌する因子によって促進されること、および培養胚数が多いほど胚発生促進作用が高いことが推察された。さらに、多数胚培養液を調製液として単一胚培養液に添加することによって、単一胚の胚盤胞発生率が有意(p<0.05)に向上した。このことから、胚発生環境改善因子を含むと考えられる発生初期(媒精後2-4日目)の多数胚培養液を少数胚培養液に添加する手法は、生体内卵子吸引-体外受精による個体別少数胚生産を行う際の発生率改善に有効と思われた。
索引語胚;培養;発生;培養液;胚培養;発生率;添加;促進;胚発生
引用文献数33
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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