優良肉用鶏選抜試験
優良肉用鶏選抜試験
レコードナンバー | 731901 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ00012020 | NACSIS書誌ID | AN10147512 |
論文副題 | 浅胸筋におけるイノシン酸、遊離アミノ酸含量および破断応力からの会津地鶏・ふくしま赤しゃもの美味しさの評価 | ||
著者名 | 生沼 英之 猪狩 勉 星 佳典 ほか1名 | ||
書誌名 | 福島県養鶏試験場研究報告 = Bulletin of the Fukushima Prefectural Poultry Experiment Station | ||
別誌名 | Bull. Fukushima Poult. Exp. Stn. 福島鶏試研報 | ||
発行元 | 福島県養鶏試験場 | ||
巻号,ページ | 29号, p.66-75(2002-03) | ISSN | 02893258 |
全文表示 | PDFファイル (782KB) | ||
抄録 | 現在,高品質肉用鶏として会津地鶏,ふくしま赤しゃもが実用コマーシャル鶏として普及している.それらのムネ肉に含まれる呈味成分で肉質評価を確立し,実用コマーシャル鶏の市場での一層の差別化を図ることを目的とした.(1)水分含量:会津および赤しゃもの水分含量は減少し,飼養日数との間に有意な相関が見られた.鶏種間,雌雄間に差は見られなかった.(2)破断応力:会津および赤しゃもの破断応力は増加し,飼養日数との間に有意な相関が見られた.鶏種間,雌雄間に差は見られなかった.(3)遊離グルタミン酸:会津および赤しゃもの遊離グルタミン酸含量は減少し,飼養日数との間に有意な相関が見られた.鶏種間,雌雄間に差は見られなかった.(4)イノシン酸:会津および赤しゃものイノシン酸含量は増加し,飼養日数との間に有意な相関が見られた.また,両鶏種とも雌のイノシン酸含量が高く,雌雄間に有意な差が見られた.(5)官能検査:官能検査において会津の雄は120日,雌は120~150日が,さらに,赤しゃもの雄は90~120日,雌は120日において,おいしさの総合得点が高かった.以上の呈味成分を主成分分析し,得た主成分得点と官能検査の結果から推定すると,おいしさの観点から会津地鶏の雄で120日,雌で130日,ふくしま赤しゃもの雌雄で共に110日の飼養日数が良いと考えられる.以上のことから,鶏肉の美味しさの評価にイノシン酸,遊離グルタミン酸,破断応力が寄与しており,それらのデータを基に地鶏肉のおいしいとされる日齢を把握することができた. | ||
索引語 | イノシン酸;応力;相関;種;雌;地鶏;評価;グルタミン酸;官能検査;雄 | ||
引用文献数 | 18 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |