妊娠認識物質を利用した受胎率向上技術の確立(2)
妊娠認識物質を利用した受胎率向上技術の確立(2)
レコードナンバー | 732054 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ20002644 | NACSIS書誌ID | AA11573718 |
著者名 | 渡辺 晃行 山口 大輔 足立 憲隆 | ||
書誌名 | 茨城県畜産センター研究報告 = Bulletin of the Ibaraki Prefectural Livestock Research Center | ||
別誌名 | 茨城畜セ研報 Bull. Ibaraki Pre. Liv Exp. Stn | ||
発行元 | 茨城県畜産センター | ||
巻号,ページ | 39号, p.21-24(2006-09) | ISSN | 13466488 |
全文表示 | PDFファイル (304KB) | ||
抄録 | 胚移植の受胎率の向上は常に重要な課題とされている。しかし全国的にその受胎率は50%を横這いで推移している。そのため、受胎率向上を目的とした様々な試験研究が行われており、その一つとして、栄養膜細胞から産生されるIFN-τなどの妊娠認識物質の利用による移植胚の機能補助や、受胚牛側からの改善としてホルモン剤投与による積極的な受胎率向上が図られている。本試験ではこれらの知見を活用し、Vsと胚の共移植に対して7日目にhCGを投与することによる受胎率向上およびプロジェステロン濃度に及ぼす影響について検討した。その結果、受胎率は7日目にVsと胚の共移植を行った場合に対照区より高く、Vsと胚の共移植の有効性が示唆された。またプロジェステロン濃度の動態については、どの試験区においても発情回帰が遅延する不受胎牛が認められ、プロジェステロン濃度の消長も遅れる傾向であった。また受胎牛については発情が回帰することなく、プロジェステロン濃度は低下することなく維持されていた。以上のことから、Vsと胚の共移植に対する7日目のhCG投与は、受胚牛の黄体機能増強あるいは退行阻止について影響を及ぼしていることが示唆された | ||
索引語 | 受胎;胚;濃度;投与;目;妊娠;物質;利用;機能;発情 | ||
引用文献数 | 6 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |