枝肉のシコリ発生状況及び発生牛の血液性状から見た発生要因

枝肉のシコリ発生状況及び発生牛の血液性状から見た発生要因

レコードナンバー732292論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014244NACSIS書誌IDAN00380179
著者名西 博巳
坂下 邦仁
別府 成
ほか1名
書誌名鹿児島県畜産試験場研究報告
別誌名Bulletin of the Kagoshima Prefectural Livestock Experiment Station
Bulletin of the Kagoshima Livestock Experiment Station
発行元鹿児島県畜産試験場
巻号,ページ38号, p.30-34(2004-12)ISSN0389357X
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抄録平成12~14年度の枝肉格付成績における本県のシコリおよびズル(筋肉水腫)の発生状況を調査した。シコリの3ヵ年の発生率は去勢2.66%,雌3.94%,全体で3.16%であり,去勢より雌の発生割合が1.28ポイント高く,また,月別の発生割合は3~8月が冬季に比べて高く推移していた。シコリとズルがどちらも発生している農家割合は全体の30%を超えており,シコリが発生している農家の80%にズルの発生が認められた。経時的に採血し保存していたシコリ発症牛の血液性状調査から,シコリ発症牛区は正常牛区と比較して,血中ビタミンA(以下VA)濃度が肥育前期および中期において有意に低い時期が見られた。また,血中VA濃度低下時期の濃厚飼料摂取量は,シコリ区が正常区より有意に低く,血液性状については,T-CHOについては有意に低く(P<0.05),ALB,TP,Cl,Na,Ca,Kについては低い傾向が見られた(P<0.1)。この結果は,ズル発症牛の出荷直前の飼料摂取状況および血液性状に類似していた。以上の結果から,シコリは肥育前期および中期における過度なVAコントロールによってズルが発症し,筋繊維が変性壊死し代償性結合組織が侵入したものと推測できた。
索引語発生;血液性状;枝肉;去勢;雌;農家;調査;濃度;肥育;時期
引用文献数3
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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