ホウ素飢餓培地で増殖可能なギンドロ培養細胞から調製した細胞壁の特性

ホウ素飢餓培地で増殖可能なギンドロ培養細胞から調製した細胞壁の特性

レコードナンバー732355論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00010758NACSIS書誌IDAN10164318
著者名掛川 弘一
書誌名森林総合研究所研究報告
別誌名Bulletin of the Forestry and Forest Products Research Institute
発行元森林総合研究所
巻号,ページ5巻・ 3号, p.209-214(2006-09)ISSN09164405
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抄録ホウ素を含まない培地で増殖可能なギンドロ培養細胞系(T-0B)を確立し、その特性を十分なホウ素を含む培地(100μM)で培養された細胞(Original)と比較した。T-0B細胞の細胞壁に含まれるホウ素量はOriginal細胞の約三分の一に減少していた。それにともないホウ素によって架橋されたラムノガラクツロナンII二量体の減少とラムノガラクツロナンII単量体の増加も観察された。細胞壁多糖類の構成糖分析によりT-0Bではアラビノース、ガラクツロン酸の減少、および非セルロース性グルコース残基の増加が顕著であることが明らかになった。また、細胞外多糖の構成糖分析ではほとんどの糖残基の増加が確認され、特にキシロース、ガラクトース、グルコース、及びガラクツロン酸残基はOriginal細胞の約2倍に増加していた。これらの結果からホウ素欠乏によるホウ素・ラムノガラクツロナンII架橋の減少によって細胞壁多糖類間の結合が弱くなり本来細胞壁に保持されるべき多糖が細胞外多糖として培地中に分泌されたと推測された。
索引語ホウ素;細胞;細胞壁;糖;培地;増殖;培養細胞;特性;多糖類;分析
引用文献数16
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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