開発した魚体胴周長測定器の性能評価

開発した魚体胴周長測定器の性能評価

レコードナンバー732370論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011795NACSIS書誌IDAN10278554
著者名横田 耕介
東海 正
書誌名水産工学
別誌名Fisheries engineering
発行元日本水産工学会
巻号,ページ43巻・ 2号, p.161-166(2006-11)ISSN09167617
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抄録漁具選択性の解析において、しばしば重要となる魚体胴周長の測定効率と精度を改善するために、伸びの無い巻尺とアクリル板を用いた胴周長測定器(以下、測定器と呼ぶ)を考案した。ニジマス(Oncorhynchus mykiss)を対象として、この測定器と従来から用いられてきた糸を用いた胴周長測定の比較試験を行い、測定器の効率と精度を検討した。測定効率の試験(30尾の胴周長の測定時間の計測、5名によって実施)において、胴周長の測定に要する時間は、糸に比べて測定器の方が短かった(1.2-3.6倍)。同じ個体を繰り返し測定した値(20尾の胴周長を10回測定)の変動係数を比較したところ、糸に比べて測定器の方が小さい値であった(CV:測定器0.46-0.98、糸1.18-3.20)。このことから測定器での測定値は、より安定しているといえる。また、2名の測定者が、あらかじめ尾叉長を計っておいた100個体の胴周長を測定器と糸で測定し、測定者間と測定方法の組み合わせの間で尾叉長と胴周長の関係を比較したところ、ひとりの測定者における糸による測定から求められた関係式に有意差が認められた(P=0.02、重回帰分析)。ここで開発した測定器では測定者間に有意差が認められなかった(P>0.05)。測定器を使用した場合、測定者間における測定値の変動は、糸に比べて小さいことが示唆された。本研究で考案した胴周長測定器は、糸の使用といった従来の測定方法に比べて、より早く、正確に魚の胴周長を測定することが可能である。
索引語測定;糸;効率;精度;時間;個体;変動;尾;性能;評価
引用文献数20
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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