飼料用トウモロコシ栽培へのリビングマルチ導入による雑草の抑制と窒素肥沃度の向上
飼料用トウモロコシ栽培へのリビングマルチ導入による雑草の抑制と窒素肥沃度の向上
レコードナンバー | 732470 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20010231 | NACSIS書誌ID | AA11655277 |
著者名 | 魚住 順 出口 新 田中 治 河本 英憲 | ||
書誌名 | 東北農業研究センター研究報告 = Bulletin of the National Agricultural Research Center for Tohoku Region | ||
別誌名 | Bulletin of Tohoku Agricultural Research Center Bulletin of the Tohoku Agricultural Research Center Bull. Natl. Agric. Res. Cent. Tohoku Reg. 東北農研研報 独立行政法人農業技術研究機構東北農業研究センター研究報告 | ||
発行元 | 東北農業研究センター | ||
巻号,ページ | 106号, p.15-26(2006-11) | ISSN | 13473379 |
全文表示 | PDFファイル (1122KB) | ||
抄録 | シロクローバを用いたリビングマルチを飼料用トウモロコシ栽培に導入した場合の雑草への抑制効果と土壌の窒素肥沃度への向上効果を評価するため,2001~2005年に盛岡市の東北農業研究センターにおいて圃場試験を実施した。8月に播種されたシロクローバは9月下旬までには密な被覆を形成し,これは,翌年5月下旬にトウモロコシを不耕起播種するまでの間,播種床に越年性の雑草が繁茂するのを抑制した。トウモロコシを不耕起播種する直前に刈り払われたシロクローバは,速やかに再生して夏雑草を抑制したが,それによってトウモロコシの生育が阻害されることはなかった。その結果,リビングマルチを導入した無除草栽培のトウモロコシの乾物収量は慣行栽培と差のない1.76~1.79/10aに達した。また,リビングマルチの導入により,トウモロコシおよび後作ライコムギの窒素の吸収量は,リビングマルチを導入しなかった場合と比べ,それぞれ最大で6.1kg/10aおよび4.2kg/10a増加した。以上の結果より,シロクローバを用いたリビングマルチは,飼料用トウモロコシの低投入型栽培に有用な雑草への抑制効果と土壌の窒素肥沃度への向上効果を有すると判断した。 | ||
索引語 | 飼料;トウモロコシ;栽培;マルチ;導入;雑草;抑制;窒素;多収;品種 | ||
引用文献数 | 40 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |