小笠原諸島父島におけるイシガキダイの種苗生産

小笠原諸島父島におけるイシガキダイの種苗生産

レコードナンバー733685論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00008678NACSIS書誌IDAN00124667
著者名川辺 勝俊
木村 ジョンソン
書誌名水産増殖 = The aquiculture
別誌名Aquacult. Sci.
Aquaculture Science
Suisanzoshoku
発行元水産増殖談話会
巻号,ページ54巻・ 4号, p.481-488(2006-12)ISSN03714217
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抄録2003年4月から6月にかけて小笠原諸島父島でイシガキダイの種苗生産を行った。受精卵は1m3ポリカーボネイト水槽3基に3万粒ずつ収容して飼育を開始した。仔魚には、S型ワムシ、アルテミア、配合飼料、冷凍コペポーダを成長に応じて給餌した。飼育水温は21.1~25.9℃であった。取り揚げは全長約20mm に達した日齢40に行い、3水槽で合計37,326尾を生産した。取り揚げた稚魚の活力は良好であった。単位水槽容積当たりの生産尾数は12,442尾/m3で、平均生残率は41.5%であった。稚魚の奇形率は4.3%であった。仔稚魚の全長は、ふ化直後の3.50mmから、日齢10の5.28mm、日齢20の8.17mm、日齢30の14.07mm、日齢40の20.83mmと成長した。開鰾は日齢4から始まり、ほとんどの仔魚は日齢5までに開鰾した。仔魚は全長3.80mmに達した日齢3からS型ワムシの摂餌が認められ、4.6mmからはアルテミア、11.23mmからは配合飼料、15.00mmからは冷凍コペポーダの摂餌が確認された。また、仔魚は全長8~9mm以降は活発な遊泳行動がみられ、全長12mm以降では、急な加速や方向転換などの複雑な遊泳行動がみられた。共食いは日齢28以降でわずかにみられた。今回の種苗生産方法を再現することによって、当地では毎年安定的な種苗生産が可能となった。
索引語日齢;種苗生産;水槽;飼育;アルテミア;配合飼料;冷凍;生産;摂餌;遊泳
引用文献数30
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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